Atelier Lavoro でリネンのショートブルゾンをオーダー

SARTO

こんにちは。

Atelier Lavoro というブランドをご存知でしょうか?

アトリエラヴォロと読み、韓国と中国出身のめちゃくちゃ格好良い2人の紳士が立ち上げたオーストラリアのブランドです。

私がこのブランドを知ったのは、山下英介さんが運営されているウェブマガジン『ぼくのおじさん』です。

『ぼくのおじさん』より。(以下でも、承諾をいただき様々な写真を掲載しています。)

山下さんの書かれた記事を読むのが最も分かりやすいので、良かったら読んでみてください。または、The Rake Japanさんの記事もとても面白いのでオススメです。

短い言葉でブランドの特徴をまとめるのは難しく、コレクションの写真、オーナーの2人の写真を見るのが1番分かりやすいと思うので、ご覧ください。

オーナーの1人Davyさん。身長190越え。
もう1人のオーナーJoeさん。医学部出身らしい。
コレクションの一部であるコート。

クラシック、ヴィンテージ、モード、様々な要素が融合されており、特に服好きに刺さりそうなものばかりです。

話は逸れますが先日の8/7-8/9で、私の勤めるサルト銀座にて、Atelier Lavoroと、韓国のビスポークテーラーAssisiの合同トランクショーが行われたました。

役得と言いますか、仕事をしながら一流ブランドのことを間近で見られるとは、なんて幸せなんだろうと思いながらこのトランクショーをジロジロ見ていました。業界の有名な方も来られていて、一人で心の中でテンションが上がっていました。

両ブランドとも、欲しいものばかりで、物欲が刺激され過ぎて、でも全部買うなんて当然無理、ある意味辛い時間でした。笑

Atelier Lavoroは、カジュアルアイテムを中心に、サックスーツという少しカジュアル寄りのスーツも販売していました。

デニムも格好良い。
サックスーツ。

どれも既製品ではなく受注生産で、顧客に合わせてサイズ調整を加えて作ってくれます。

Assisiは、MTM(made to measure, パターンオーダー)のスーツを販売されていました。

Assisiは、ハウススタイルのダブルブレスト下一つ掛けが非常に格好良く、憧れまくっていますが、値段的に私には手が出ず、諦めざるをえませんでした。

いつかは挑戦したいです。

Assisiからは2人来られていましたが、最高に格好良い紳士でした。

一方でAtelier Lavoroは、頑張れば手の出る価格帯のものが多いです。

特に気になったアイテムは、

エーススポーツジャケットというショート丈のブルゾン、

ツイードが格好良いです。
後ろ姿がまた格好良い。(ブランド公式インスタより)

プルオーバーのシャツ、

リネン。最高。

ポロコート、

山下さん私物。さっくりしたサイズ感が格好良い。(ブランド公式インスタより)
Joeさん。ウールカシミア。こちらも格好良い。(ブランド公式インスタより)

デニム

Davyさん。
ズドンとしたシルエットが格好良い。(ブランド公式インスタより)

です。

Atelier Lavoroの面白い点が、扱う生地が全てヴィンテージ生地であること。

オーダー屋さんに良くある、現行の生地バンチは、基本的には使いません。

恐らく実際のヴィンテージ生地からカットしたであろう生地見本が大量にあり、その中から好きな生地を選び、好きなアイテムに載せて作ることができます。

これがほんの一部。この5倍以上はありました。

ツルッとした上品なウールよりは、フランネル、ツイード、リネン、などの表情ある系の生地が大半で、そういう生地にしか興味の無い私には、まさに天国です。

さて、どのアイテムにするか。

どれも同じくらい欲しいので自分では決めようがなく、せっかく山下さんと、ブランドのお2人と話せるチャンスなので、どれがオススメか聞きました。

すると、ショート丈のブルゾン(ブランドでの呼び名はAce Sports Jacket)が1着目としてはオススメとの答えだったので、決定しました。

最近はテーラードジャケットばかりを着ていて、カジュアルなアウターを着ていなかったので、たまには気分を変えるのも良さそうです。

そこから採寸が始まり、Davy さんとJoe さん2人体制で採寸しながら、着丈、袖丈、身幅をどうするか、話し合いました。

Screenshot

とはいえ、任せるのが一番だと思うので、全てお任せしました。

その後に、生地選びに移ります。

リネンかツイード。

の、どちらかにしよう、というのは見る前から決めていました。

ツイードの方が種類が圧倒的に多く、魅力的な色柄のものがたくさんあります。

対してリネンは、無地のものが数枚、ヘリンボーンのものが1枚、チェックのものが1枚、しかありません。

ヴィンテージ生地は、私も普段から探していますが、ツイードはたくさんあるのに、なぜかリネンはほとんどありません。

リネンは虫喰いなどもウールに比べたら少ないはずですし、なぜなのでしょうか。

さて生地探しに戻ると、色柄で言えば、ツイードの方が惹かれるものが多かったです。

でも、リネンの知識、経験だけは誰にも負けないミスターリネンになりたいので、リネンを選ぶしかない、と思い、リネンにしました。

最初的にこの3つに絞りました。

左から、リネン100%のチェック、リネンウールの派手目なチェック、リネン100%のブラウンヘリンボーン。

ここでも、山下さんとブランドのお2人の意見を求めました。

お三方ともおススメで1番人気だったのがブラウンヘリンボーン。

Davyさんは真ん中の派手なチェックもオススメされていましたが、リアルに使えるのはどれかと考え、1番右にしました。

山下さんも、同じショートブルゾンをリネンで作ったものをお持ちで、自分がオーダーした時にこの生地があればこれを選んでた、とおっしゃっていて、さらに確信が持てました。

デニムに合わせてラフに着るのも良し、ドレスパンツに合わせて、ネクタイまでしてジャケット代わりに合わせるのも良さそう。

ネクタイ合わせ。(ブランド公式インスタより)

リネンで作るので、リネンパンツに合わせたら絶対格好良いですね。

オーダーシートまでいちいち格好良いです。こういうところにもこだわる人たちが作る洋服なら、手を抜かずに作ってくれそうという安心感があります。

最後に余談を。

私は、オーダーの価値は2つあると思っています。

一つは、自分が欲しいものを、自分に合ったサイズで手に入れられるという、当たり前の価値。

もう一つが、自分が信頼するお店の人やテーラーが、自分のために時間と頭を使ってくれ、オーダーの時間そのものが、価値のある体験、時間になること。

前者だけを求めるならば、例えば3Dカメラを駆使した高性能オーダーシステムのようなものが仮にできれば、それで良いことになります。

私は後者こそが、オーダーの本当の価値であり、高いお金を払う意味だと思います。

今回のAtelier Lavoroでのオーダーで、改めてそう感じました。

Atelier Lavoroの2人は圧倒的なオーラがあり、その2人が私を採寸しながらああだこうだ話し合ってるのを聞けて、生地選びを一緒にしてくれる。

また展開しているアイテムをたくさん試着させてくれて、どういうのが似合う似合わない、などの意見を伝えてくれる。

最近はネットで買い物するか、オーダーするにしても自分で自分のオーダーを考えるばかりだったので、久しぶりに味わえた高揚感でした。と同時に、自分がお客様のオーダーを受ける際には、この感覚を提供できるようになりたい、と思いました。

特に今回のトランクショーは、山下英介さんがいらっしゃったのも私にとっては大きいです。

山下さんは、私が通訳の仕事を辞めて洋服の道で生きていくきっかけとなった方で、ずっとお話ししたいと思っていました。

初めてお話ししてみて、物腰柔らかく丁寧で、想像以上に話しやすい方で、もちろん着こなしも抜群にオシャレで、魅力的な方だと改めて思いました。

山下さんとお話できたこと、山下さんに自分の服を見立ててもらえたこと。

とても価値のある時間でした。

記念写真も撮ってもらいました。了承を頂いてるので載せますね。

光の位置が悪く、Davyさんが光過ぎてしまって申し訳ないですが。

Atelier Lavoroについてですが、次にいつトランクショーをやるのか、価格帯はどのくらいか、などは、山下さんの事務所に聞かれるのが確実なので、問い合わせ先も載せておきます。

info@mononcle.jp

以上です。

ありがとうございました。

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