リネンのスカーフを手作りしてみる

お直し・ケア

こんにちは。

先週から妻と子との共同生活が始まり、日々バタバタとしております。

約1週間の育休を取り、家族のことだけに集中できた時間はとても幸せでした。

日々成長していく子を見て、大きくなっていくのが嬉しいような寂しいような気持ちです(数日しか経っていませんが笑)。

さて、ミスターリネンとしての活動を再開していきますが、今回の内容は、リネンのスカーフについてです。

スカーフは機能的に必要

皆さまは、スカーフを使われますでしょうか?

お洒落として首に巻物をするのは、私には小恥ずかしくて抵抗があるのですが、機能的に、具体的にはジャケットの襟汚れを防ぐために、スカーフが必要になる場合ってありませんか?

襟無しインナーにジャケットを羽織る場合が特にそうです。

機能的に必要だという自分への免罪符のようなものがあれば、小恥ずかしさも軽減され、コーディネートに取り入れやすくなると私は思っています。

スカーフは洗えないと意味がない

スカーフがジャケットの襟汚れを防いでくれるということは、スカーフが首の皮脂を吸収する受け皿となり、汚れるということです。

スカーフを何度も使うと、どうしても汚れが蓄積され、素肌に当てると気持ち悪いだけでなく、スカーフに蓄積された汚れがジャケットの襟に移ってしまう可能性もあります。

首の汚れを付けたくないからしているスカーフが、ジャケットを汚すという本末転倒の事態が起こりかねません。

なので、スカーフは気軽に洗濯出来る素材、作りであることが重要だと私は考えています。

スカーフの素材

気軽に洗濯出来るスカーフの素材は何が良いのでしょうか。

洗濯出来る、という条件だけを見れば、コットン、ナイロン、ポリエステル、などがあります。

しかし、肌触りや汗をかいた時の快適さも重要な要素です。

ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は、肌触りはイマイチ、汗をかいた後に臭いが残ったりと、天然素材には敵いません。

コットンは肌触りは素晴らしく、汗も良く吸ってくれますが、すぐには乾かなかったリ、汗の臭いも残ったりしがちです。

この話の流れは、どうせリネンが良いという話に持っていきたいんだろ、と思われた方。

大正解です。

リネンがやっぱり良いと思うんです。

汗を良く吸収し、すぐに乾き、天然の消臭効果もあります。そして気軽に洗えます。スカーフとしてこれ以上の素材があるでしょうか。

デメリットもあります。

洗って柔らかくなるまでは、リネンはやや硬いので、肌触りの良さはコットンの勝ちだと思います。

それでも、何度も洗ってクタクタにすれば良いだけの話ですし、ウールのようにチクチクする訳でもありません。

リネン生地を探す

リネンのスカーフ、ちゃんと探せば売っていると思いますが、簡単には見つかりません。

ならば自分で作ってみようと考えました。

洋服と比べてスカーフの作りは複雑ではないので、クオリティを求めないならば、細長い生地を用意して、ほつれないように縁を処理すれば、一応形にはなります。

ネットで探すと、こんな柄の生地を見つけました。

最高に渋い色柄だと思いませんか?

ヴィンテージのネクタイのような色柄です。

シルク素材ならありそうですが、この色柄でリネン100%。見たことがありません。

見つけた瞬間即決しました。

実際に作ってみる

長さは160㎝くらい、幅は100㎝くらいあるのですが、生地全部を使うと、スカーフと言うよりは、大判ストールのようになり、ボリュームが出すぎます。

なので幅を半分の50㎝にカットすることにしました。

ハサミは専用の物を用意しましたが、それでもまっすぐ綺麗に切るのは難しく、少し歪んでしまいました。

生地を裏側が外側に来るよう縦に半分に折り、縦の縁をほつれないように縫い、表にひっくり返せば、汚い縫い目でも内側に隠すことが出来ると考えました。

初挑戦で失敗すると嫌なので、別のリネン生地で練習してみました。シャツをオーダーした時に余って工場から返送されてきた生地です。

作ったシャツ。

本当は縁を処理するためのまつり縫い用のミシンがあれば楽なのですが、持っていないので、縁を折って直線縫いミシンで縫い付けただけです。これを裏返せば、見た目上は問題ないと考えました。

どうせ隠れるからと縁を真っすぐにカットすることもなくガタガタのまま、そのせいでキワを縫うことが出来ていない。ほつれている縁が出てしまっている為、もう一折りしてから縫った方が良いが、縁が厚くなりすぎると思ったのでそのまま。
裏返して縫い目を隠した状態
着用時は縫い目のある面を体側に持ってきて隠せば、綺麗に見える。

同じやり方で、本番の生地で作ってみました。

結果、初心者、とすら呼べないようなド下手作品になってしまいました。

ぱっと見問題無さそう。
だが、縫い目部分を見ると、ヨレている。

というのも、縫い目は内側に隠れているので良いのですが、縁がヨレヨレです。

練習でやった生地はそんなにヨレなかったのですが、本番は少し慣れたせいかミシンのスピードを速くやってしまったのと、生地をピンと張らずにやったのが原因だと考えています。

首に巻く時は、2つ折りにするのでヨレヨレ部分は内側に持って来れば目立たないし、どうせリネンで全体的にシワでヨレていくので、良しとしました。

先端部分は、ミシンで縫ってしまっても良いのですが、フリンジっぽくほつれさせた方が格好良いと思い、端から数センチの箇所をミシンで縫い、横糸だけを1本ずつ解いていくことで、経糸だけを残してフリンジを作ろうと考えました。

洗うたびにほつれが進行していくので、まずは1センチほど解く程度にしておき、自然の流れに身を任せようと思います。

手縫いは可能か

高級なスカーフは、縁を手縫いで処理している場合があります。

今回私も手縫いでやってみようと思いましたが、諦めました。

縁をくるっと丸めて、丸めた縁が分厚くならないよう、毛糸くらいの太さに抑えながら糸を通していくのは、どれだけゆっくりやっても無理でした。

加えてそもそも縁をまっすぐにカット出来ていないために、縁を丸めようにも場所によって太いところ細いところが出来てしまいます。

以下のような、縁を丸めて専用の機械で縫うことも可能のようですが、専用の機械が無いので出来ません。

最後に

いざ出来上がってみて、ジャケットに合わせてみると、スカーフが派手でかなり目立ちます。

テーラードジャケットに合わせる場合、首からラペルに沿ってスカーフが長く顔を出すので、仕方ありません。

ジャケットではなく、カジュアルなアウターなどで前を閉じて首元だけに見えるくらいなら、さりげなく付けられそうですが。

ちなみに、長さは160㎝だとジャケットの裾からはみ出るくらいに長くなります。が、垂らすだけでなく巻くことも考えると、このくらいの長さはあった方が良いと思います。

練習で作ったこちらは長さ105㎝ほど。垂らすには短すぎますが、巻いて首元にしまうのであればちょうど良い長さです。

以上です。

ありがとうございました。

コメント

  1. Ass より:

    なんでも思いついたことは自分でやってみるスタンスの記事、結果やアプローチの善し悪しは別にしても少なくともご自身が楽しんでいらっしゃるのだろうという雰囲気はよくわかるので生存報告的にはちょうどいいのかもしれませんね。

    端の処理ですが、もしレベル上げに興味があれば、5mm程度に一辺を折り返したら(布端が完全に隠れるように巻き込んで二度折りなどして)先にアイロンで多少癖をつけ、あとは裾上げと同様の縫い付け方で整えてしまえば十分綺麗になると思います。シルクスカーフやポケットスクエアのような処理はなかなか難しいことと、また裾上げの縫い方であれば既にかなり慣れているのではないか?という”このブログでわかる経験値やお人柄”に合わせた提案になります。最初に均等に綺麗に折り返すのが大変だよぉ~という気持ちもわかりますので、調整できるメリットも含めて待ち針をドカドカ刺していって固定しておきましょう。またこれは素人質問なんですが、端の縫い方や糸によっては洗濯を繰り返して柔らかくなったりしわになったり縮んだりしたときに収縮のバランスがズレてめちゃくちゃな歪み方になったりしないのか?と思ったので(巻いちゃうんだし、多少歪んだってそれもそれでイイ!って結論で落ち着きそうですが)経過報告希望です。
    また着用方法ですが、襟があればデイクラバット(Day Cravat)と同様に結んでシャツの内側に入れ、襟のないシャツでは結ばずにシャツの内側に入れるかデイクラバットのように結んでシャツの上・ジャケットの内側に着るのがクラシック・・・・というより少なくとも歴史的な着用者と現代のSNSなどで見かける方法にのっとって便利かなと思います。必ずしもテーラードジャケットを着る必要もなく、シャツ単体やカジュアルなジャケットとかセーター+シャツの場合にも有効だと思います。
    ただし、クラシック基準ではこうした巻物、少なくともデイクラバットは”昼間の服専用”であることを考慮するべきだと思います。ネクタイなしのシャツよりほんの少しフォーマルになるだけでドレッシーなアクセサリーではなく、スポーティー側にあることは”いつ使うか”を考えるときに便利な知識になるかなと思います。夜の機会に使うのはあまりクラシックでフォーマルな服装について十分意識を向けてないおしゃれだけダンディーに見えがちかなって。

    参考までに :
    https://bamfstyle.com/2013/08/30/euts-patrick-traveling-suit/ ←シャツの上、ジャケットの内側に着用している例 色や柄、組み合わせの工夫で全然普段使いはできそう
    https://bamfstyle.com/tag/day-cravat/ ←デイクラバットの記事集 いい例も悪い例もいくらでも勉強できます

    • Mr. Linen Mr. Linen より:

      コメントありがとうございます。
      色々と教えていただきありがとうございます!
      実は本番用の柄物生地は、二度折り+アイロンで癖付け、でやってみたのですが、待ち針は一切使わずに縫ってしまったために、結局ズレが沢山発生してしまいました。
      良く調べずにやったのがいけませんね。。。
      おっしゃるように、洗濯を繰り返していくと収縮のバランスがずれてめちゃくちゃになる可能性は大いにありそうです。
      がご想像の通りで、巻いちゃうんだし、多少歪んだってそれでイイ、と思っています。笑
      着用方法について、とても勉強になりました。デイクラバットという単語自体知りませんでした。
      頂いたリンクも参考になります。
      あくまでスポーティーな存在であることは意識しながら取り入れていこうと思います!

  2. Ass より:

    長さは足りても今度は幅が足りない!と思ったら、幅は長めに切ってから細く折って首に巻き、結んだあとで前に垂れてる端側は折りたたんだ分を広げてあげれば首元は細く、胸では広くできます。

  3. ハチ より:

    こちらのブログを見始めて、今年の夏リネンデビューしたいと思ってます。
    ただ、何から集めたら良いか迷ってます…(特に色味)
    よろしければブログで扱ってもらえると嬉しいです!

    お忙しくなると思いますが、これからもブログ活動応援してます!

    • Mr. Linen Mr. Linen より:

      コメントありがとうございます。
      リネンデビューされるのですね、嬉しいです!
      良い記事テーマをいただいたので、書いてみますね!
      色味を迷われているとのことですが、アイテムは決まっていますか?
      リネンらしいベージュ系でいくのか、汎用性の高そうな濃色でいくのか、迷いますよね。

      • ハチ より:

        コメントありがとうございます!

        アイテムはシャツとトラウザーズで考えています。
        合わせやすさや普遍的な観点から徐々に揃えていけたらと考えています。

        • Mr. Linen Mr. Linen より:

          シャツとトラウザーズですね!
          単品の格好良さより、合わせやすさ、汎用性が何より重要ですよね。
          シャツは透け問題もあり濃色(黒、ネイビー、ブラウン)が使えて、トラウザーズはベージュ系が使えると私は思いますが、改めて後日記事にまとめてみますね!

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