こんにちは。
ミスターリネンと申します。
私が最も好きなテーラーDORSOにて、先日ネイビーブレザーを新たにオーダーしてきました。
グレーのスリーピース、サマーツイードのチェックジャケットに続いて3度目のオーダーです。
その過程を記事にまとめます。
ダブルかシングルか
参考までに、私はネイビーブレザー、もしくはネイビージャケットを2つだけ持っています。
リネン100%のものと、うっすらと柄の入ったフランネルのものです。両方とも既製品で、ボタンだけ好きなものに変えています。


普通の、つまりウール100%で、季節問わず使える無地のネイビーのブレザーを持っておらず、一着は欲しいと思ってオーダーを決めました。
まずはシングルにするかダブルにするかの壁にぶち当たりました。
ネイビーのジャケットは2着ともダブルなので、持っていないシングルが良い気もしましたが、今回もダブルにしました。
シングルのブレザーは、どうしてもアメトラのイメージがあり、それはそれで格好良いけれど、私はダブルの方が好きです。
生地選び
続いて生地選びです。
希望の条件は、生地に表情があって、色味は暗すぎないもの、薄すぎず厚すぎず通年着られる生地感のもの。
生地の表情について、つるっとした表面ではなく、凹凸感が感じられる方が私は好きです。

色味については、ダークネイビーと言うよりは、ほんのりブルーを感じる、やや明るめのネイビーの方が良いと思いました。

と言うのも、ネイビーブレザー×グレースラックスというドレス合わせより、私の場合デニムに合わせて着ることの方が多くなりそうなので、ややカジュアル寄りの生地の雰囲気を求めているからです。
生地の厚さ、重さについて、ホップサックは魅力ですが、春夏限定になりそうなので、通年着られる厚さ、かつ表情もある程度あるものが良いと思いました。
その希望をDORSOのオーナー齋藤さんに伝え、候補を出してもらいました。全てウール100%です。
まずはDORMEUILドーメルの300gの生地。ダークネイビーとネイビー2色あります。



SMITH WOOLLENS スミスウールンズの380gの生地。明るさ別に4色あります。


他にも候補は大量にあると思いますが、選択肢が増えても迷うだけなのを汲み取ってくれたのか、これ以上の提案はしないでくれました。
正直もう少し色々見てみたい気もしましたが、信頼するテーラーが良い生地といって勧める生地なので、その中から選ぼうと決めました。
DORMEUILなら明るい方の色、SMITH WOOLLENSなら2番目に明るい色、というのは決まりましたが、そのどちらが良いか、迷いました。

どちらもちょうど良い濃さのネイビーで、生地感もざらっとしていて程よい表情があります。
正直私の目にはほぼ同じに見えます。ドーメルの方がややグレーがかったくすんだネイビー、スミスの方がはっきりとしたネイビーに見えますが、ごくわずかな差です。
大きな違いは、生地の重さです。
DORMEUIL の300gと、SMITH WOOLLENS の380g。
どちらも通年使える重さだと思いますが、日本で着ることを考えると、軽い方が良い気がしました。
軽いと言っても、300gなのでペラペラなわけではなく、英国製でしっかりと丈夫な質感があります。

最終的な決め手は、ブランド名でした。
DORMEUILの生地は、色んな所で良いと聞くし、一度着てみたいと憧れていたので、挑戦することにしました。
具体的な生地の名前は、「ROYAL 11 LONDON SHRUNK」と書かれています。
良く分かりませんが、なんだか惹かれる名前です。
ちなみに、DORSOの齋藤さんが着られているこのジャケットは、同じドーメルの色違いの生地で、私が選んだ方ではなく、色が暗い方です。



暗い方の色でも、デニムにもバッチリ合っていますが、私はもう少し明るい色をデニムに合わせてみたいと思いました。
仕様
仕様はごく普通に、6つボタン、サイドベンツ、総裏地です。
ポケットは、両玉縁ポケットのフラップ無しです。
デニムに合わせたいなら、カジュアルなパッチポケットも良い気もしましたが、パッチポケットに個人的に飽きてきたのでやめました。
前身頃のダーツは、DORSOスタイルは下まで貫通させるタイプですが、私はなるべく特徴の少ない仕様が好きなので、貫通は無しでお願いしました。

オプションとして、肩と袖のイセ増量と、ボタンホール手縫いを付けました。
ボタンホールはミラネーゼではなく、普通の仕様です。
上記の仕様は全て、ダブルであるという点を除いて、今までDORSOでお願いしてきたのと同じです。
仮縫い付き
DORSO初オーダーの際は仮縫い付き(初回サービス)、2回目は仮縫い無し、3回目の今回は仮縫いありでお願いしました。
DORSOでダブルのオーダーは初めてで、仮縫い付きの方がより理想的な形に近づくと思ったからです。
その様子がこちらです。


思った通りの色味と、控え目だけどつるっとはしていない生地の表情、そしていやらしくない光沢感。

この生地にして正解だった、と思いました。
着丈について、スリーピーススーツの時は76㎝で、私の体型では首から足までの長さ÷2の基準となる長さでした。

サマーツイードのチェックジャケットは、5ミリ短くして75.5㎝にしました。

今回のジャケットは、この仮縫いの状態は、さらに5㎜短い、75㎝です。

上半身だけしか見えてない写真では、全体のバランスが分かりにくいですよね。写真不足ですみません。
仮縫い時の長さがやや短いことを齋藤さんに言うと、ダブルの場合は、首から足までの長さ÷2の基準より、わずかに短くすることが多いと教えてもらいました。
ですがその肝心の理由を聞き忘れてしまいました。ダブルはただでさえ重厚感があるから、着丈はやや軽めにした方がバランスが取れるから?(私の推測です)
しかしあくまで好みの問題ですよ、とのことで、私は長めが好きなので、76㎝の標準の長さ、つまり仮縫い時の長さ+1センチでお願いしました。
その他は私から注文したことは無く、齋藤さんによりフィッティングチェックのみでした。
ボタン
最後にボタンについてです。
ブレザーにおいて、ボタンは生地以上にジャケットの印象を左右する重要な要素ですよね。
まず、金にするのか銀にするのかです。
普段つける時計の色、カバンや靴の金具の色、との相性を気にして選ぶか、単に色としてどちらが好きかで選ぶか、選び方は様々です。
他アイテムとの相性を考えるなら、金も銀も、両方持つことが理想ですね。
今回は金にすることにしました。
理由は、金ボタンのブレザーを持っていないのと、ブルーデニム×金ボタン、つまり青×黄の組合わせをやりたかったからです。
金にすると決めても、どの金ボタンを選ぶかも考えなければなりません。
DORSOに置いてある金ボタンはこの2つでした。

あまり光らない方が好きなので、左の凸凹しているタイプの方が良いと思いました。
ちなみに、銅の色のボタンもあり、単体では格好良いと思いましたが、載せてみると、この生地にはイマイチピンときませんでした。

迷っていると、齋藤さんからのアドバイスで、自分でボタンを探してみてはどうですか?と言われました。
ならば、ということで、ボタン探しの旅を始めました。
その結果、ロンドンバッジ製のこちらのボタンを見つけ、購入しました。
写真を撮りぞびれてしまったのですが、仮縫いブレザーの上に置いてみると、ボタンがかなり目立ちます。
金!!!という感じです。

派手すぎる気もしましたが、せっかく買ったのでこれを使います。
目立つ小恥ずかしさを気にしなければ、格好良い組み合わせではあります。
ちなみに袖のボタンは3つずつしか無かったので、標準の4つボタンではなく3つボタンにしました。
価格
最後に価格です。
約21万円でした。
仮縫いあり、オプションは3つ追加(肩と袖のイセ、手縫いのボタンホール)、ボタンは自分で購入、という条件です。
最後に
この後1か月ほどしたら、ブレザーが完成すると思います。
またその際に完成レビューをします。
ちなみに、DORSOでは今までMTM(パターンオーダー)でしかオーダーしたことが無く、DORSOのビスポークを体験したことが私はありません。
今後洋服関連の仕事をしたいと私は考えているのですが、スーツのことをもっと知りたいと思っているので、次回はDORSOのビスポークに挑戦しようと思っています。
どんなスーツ、ジャケットにしようか迷いますが、候補は、グレーのリネンスーツ、リネンの柄物ジャケット、ツイードの柄物ジャケットです。
次に何を作るか考えるこの時間が楽しくてたまりません。
以上です。
ありがとうございました。










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