こんにちは。ミスターリネンと申します。
先日、セカンドストリートで、ラコステの長袖の白のポロシャツを、1600円で見つけました。
買わない方がバカです。
ロゴも真っ白なので、多分どこかのセレクトショップの別注品か何かだと思います。
真っ白のポロシャツは、格好良く着こなすのが難しいです。体育の先生っぽくなりがちです。
私にはまだ、うまく着こなせるだけの技術がありません。
ということで、ベージュに染めてしまおうと思いました。
白だと真面目過ぎる印象ですが、ベージュであればそれが少し和らぎ、一枚でも着やすくなると思ったからです。
染める過程を簡単に記事にまとめます。
どんな色に染めたいか
まずは、どんな色にしたいかのイメージを考えました。
私の場合、濃い目のベージュのラコステは持っており(以下写真)、薄めのベージュが理想でした。
ジャケットのインナーとして着る際も、濃い目のベージュのポロシャツだと、ベージュやブラウン系のジャケットには色が同化してしまい、土臭すぎる印象になってしまうと思いました。
薄いベージュであれば、万能選手である白とほぼ変わらない使い方ができ、かつ地味過ぎない、というちょうど良い塩梅になると考えました。
何を使って染めるか
ベージュに染める場合、Amazon等で市販の染料を買うのも手ですが、わざわざお金を掛けなくても、紅茶やコーヒーという、どこにでもあるもので十分染めることが可能です。
紅茶を使えば薄めのベージュ、コーヒーを使えば濃い目のベージュか、ブラウンに近い色合いになる、とイメージされがちかもしれませんが、予想より数段薄めに仕上がる可能性が高いです。
実際に、リネンのポケットチーフを濃い目の紅茶で染めたことがあります。
このくらいの色になりました。
染める液体の色が濃くても、思ったよりは色が付かない、と私は経験上感じています。
コーヒーを選びました
今回は、薄めベージュに染めることにしましたが、紅茶ではなくコーヒーを選びました。
それには理由があります。
染める際は、お湯を沸かして高温の中で染める方が色が付きやすいですが、今回はポケットチーフなどではなく、ポロシャツであり、高温で染めた結果サイズが縮んでしまうのが心配でした。
常温に近い温度で染めるとなると、色が付きにくいと予想出来ます。
なので、紅茶では弱すぎるから、コーヒーくらい濃い方がちょうど良いと思ったのです。
(紅茶で染めたポケットチーフは、熱湯の中で染めました。)
実際に染める手順
染める手順は非常に単純です。コーヒーをバケツ一杯にためて、ポロシャツをその中にしばらくつけ置きして、最後に洗濯機で一度普通に洗う、というだけです。
色が良く染まるには、染める前に一度、牛乳や豆乳に浸して乾かすと良いらしいです。乳に含まれるたんぱく質がうまく作用してくれるそうです。
でも私は面倒なのでその手順は省きました。
牛乳の有り無し比較はしていませんが、今回無しでやったところ、色の染まり方は非常に弱めだったので、やっても良かったと思っています。
手順を写真で軽く紹介します。
鍋でコーヒーを作り、ある程度温度を下げるためにバケツに移した後、濃すぎる心配もあったのと、温度を早く下げるために、冷たい水を足しました。
そして手で触れられるくらいの温度になったところでポロシャツを投入しました。
2,3分かき混ぜながら、均一に染まるようにします。そのあと、大さじ3杯くらいの、多めの塩を入れます。塩を入れることで、洗濯しても色が落ちにくくなるそうです。
この段階ではなかなか濃い目に染まっているように見えますが、コーヒーを捨てて水洗いすると、既にかなり薄くなっています。
このくらいの薄さはイメージしていた通りだったので、良しとして洗濯機に放り込みます。あとは普通に洗濯して干しておしまいです。
仕上がり
結果、このくらいの色になりました。
洗濯機で洗濯したことでさらに色が落ち、ほとんど白と変わらないくらいの激薄ベージュになってしまいました。
白と並べればベージュなのは分かりますが、単体では白にも見えます。
さりげないベージュで、悪くないなとは思いつつも、もうちょっとだけ濃くても良かったかな、と思います。
再度染め作業をするのも面倒なので、とりあえずはこれで良しと考えます。
ちなみに、このポロシャツは、襟と袖だけコットン100%ではなく、ナイロンとポリウレタンが混ざっています。
本体部分はコットン100%です。
結果的に、全体的に均一に染まりましたが、化学繊維が多く混ざっているものは染まりにくいと思うので、ご注意ください。
染めるとしても、コットンかリネン、どちらか以外は自宅でやるのは難しいと思います。
反省点
反省点を挙げるとすれば、コーヒーに水を混ぜすぎたことです。
温度が下がるのを気長に待ち、濃い目のコーヒーで染めていれば、いい感じになったかもしれません。
染める前の牛乳に浸して乾かすのは、面倒すぎるので、再度リベンジするとしても省きます。
読んでくれた方にお伝えできることがあるとすれば、「思った以上に色は付きません」ということです。
もし自宅染めをされる際は、思い切って濃い目でやってみてください。
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