こんにちは。
ミスターリネンと申します。
ウエスタンシャツ、最近とても流行っていますね。
私は流行る前からずっと着ていましたが、今は流行り過ぎて着られなくなりました。
というのは嘘で、流行の影響でウエスタンシャツに注目し始め、ハマってしまい、少しずつ買い集めています。
今回の記事では、ウエスタンシャツがどう良いのか、どのくらい使えるのかを研究します。
目次
この記事でのウエスタンシャツの定義
ウエスタンシャツとは何か。
歴史的な誕生背景などは分かりませんが、見た目に関して言えば、両胸にポケットが付いていて、ボタンがスナップボタンで、肩や背中にヨーク(切り替え布)が付いているシャツのこと、とこの記事では定義したいと思います。


上記の仕様でも、生地がコットンのものをベースに、リネン、コーデュロイ、つるっとして光沢のあるサテンなど、様々あります。
生地は何であっても、ウエスタンシャツと呼ぶことにします。
メリット:ノータイでも地味になり過ぎない
私が考える、ウエスタンシャツの最大の良さは、ノータイでも決まることです。
シャツにジャケットを羽織る際、ネクタイを結べば締まった印象になりますが、ネクタイを外してシャツ1枚になると、どこか物足りない印象になる場合があります。
分かりやすい例で言うと、無地のネイビースーツに白シャツ1枚の姿。

ポケットチーフを挿せば、アフター5の雰囲気で成立することもありますが、ネクタイもチーフも無しだと、単に仕事終わりに苦しいからネクタイを外しただけ、という印象になりかねません。
それに対しスーツではなく、ジャケパンスタイルなら、ネクタイ無しでも成立しやすいと思います。
ただ、ワイドやレギュラーカラーの白いシャツだとシンプル過ぎるので、色がほんのり付いているシャツや、ストライプにするとか、白シャツでもボタンダウンなどにした方がベターだと思います。

ジャケパンスタイルをさらに崩して、デニムにツイードジャケットのようなスタイルの場合。

中にニットを着ると、かなりカジュアルに寄りますが、あくまでシャツを着たい、でもネクタイはしたくない場合、どんなシャツが合うか、迷いませんか?
スーツに合わせるようなシャツは合いにくく、オックスフォード生地やフランネル生地、デニム生地など、カジュアル要素のある生地の方が合いやすいと思います。
生地は決まったとして、襟型をどうするのか。シンプルなワイドカラーにするのか、カジュアルなボタンダウンにするのか。
そうやって考えていくと、デニムにツイードジャケットのようなカジュアルとドレスの中間のスタイルに合うシャツは、意外と少ないと私は感じます。
そこで登場するのが、ウエスタンシャツです。


両胸のポケットとスナップボタンがジャケットの内側にチラ見えし、ネクタイの代わりのアクセントとなり、カジュアルな印象を与えてくれます。
それでいて、あくまで襟のついたシャツというきっちり感は無くなりません。
カジュアルとドレスの中間のスタイルにはピッタリだと思います。
ニットとも、ポロシャツとも違う、カジュアルインナーの一つのジャンルと言えると思います。
基本的には、上記のようなカジュアル使いが良いと思いますが、お洒落上級者の方で、クラシックなスーツのインナーにウエスタンシャツをノーネクタイで合わせている方も良く見ます。

また、ウエスタンシャツにネクタイをするという上級者の方もいます。

いずれもハズシの一つであり、似合うと格好良いですが、あくまで無難なのはカジュアルなスタイルにノータイで合わせることだと思います。
ウエスタンでなくても、両胸ポケット付きのシャツなら同様の使い方が出来る
ウエスタンシャツはハードすぎる、癖が強すぎるという場合は、普通のドレスシャツに両胸ポケットが付いただけのシャツでも、ウエスタンシャツと近い使い方が出来ると思います。
ウエスタンシャツから、スナップボタンとヨークを排除していることになり、癖はほとんどありません。

メリット(おまけ)
ウエスタンシャツ、もしくは両胸ポケット付きのシャツの他のメリットとして、素肌に着ても、ポケットのおかげで乳首が透けないというのがあります。
リネン素材など、盛夏に薄手のシャツを素肌の上に着たい場合、乳首が透けてしまうこと、多いと思います。
ポケットがあって生地が二重になっていれば、その心配がないのは便利です。
以下の写真のシャツはどれもリネン素材なのですが、真夏に一枚で着られて、リネンの良さを最大限生かせるので、便利だと私は感じています。

ウエスタンシャツの素材
ウエスタンシャツと言うと、現代ではデニム素材のものが定番だと思われます。

ブルーデニムのズボンにブルーデニムのウエスタンシャツ。ラルフローレン(さん本人)のようなとても格好良いスタイルですね。

その他にも、リネン、コーデュロイ、オックスフォード、光沢のあるサテンなど様々な素材(生地)があります。
普通のドレスシャツのような上品なコットン素材の、いわゆるブロードやポプリンと呼ばれる生地もあります。

デニムのウエスタンシャツだと、ウエスタン感がどうしても強まってしまいます。
また、ボトムスにデニムを履きたい時、デニムオンデニムになってしまうので、コーディネートの幅が狭まります(癖が強め?)。
それはそれでもちろん格好良いのですが、普段のスタイルに取り入れて、癖を控え目にしたい場合は、デニム以外の生地が使いやすいのではないかと思います。
個人的に好きなのが、リネンのウエスタンシャツ。

上述したように、ポケットのおかげでリネンの乳首透け問題も発生しないし、ボトムスにデニムを合わせても、ウールのドレスパンツを合わせても、チノパンでも、なんでも合います。
私は黒のリネンのウエスタンシャツしか持っていないですが、白、ブルー、ベージュなど揃えたいです。が、売っている店、ブランドが見つかりません。。。
ご存じの方、良かったら教えてください。
おすすめのブランド
ウエスタンシャツを買おうとすると、デニム生地であれば今は多くのブランドで現行品として展開しているので、買いやすいと思います。オリアン、ギローバー、レミレリーフ、などなど。
例えばBEAMSさんでは、様々なブランドを取り扱いされています。通販ページ。
私はケチなので、良く古着を漁っていますが、ウエスタンシャツ発祥のアメリカブランドの物は、癖が強いものが多ですが、日本のブランドか、イタリアブランドは使いやすいものが多い印象です。
最安で間違いなく格好良いのが、ARCODIOという日本のブランド。
FORZA STYLE編集長の干場義雅さんが愛用していることでも有名ですが、ウエスタンシャツが発表されていました。

とても格好良く、なんと1万円以下。
個人的には、襟型が何となく好きになれず、昔からあるウエスタンシャツらしい定番のレギュラーカラーなら良かったのに、と思って、購入には至りませんでした。
まとめ
ウエスタンシャツは、何にでも合うほど汎用性が高いわけではありません。
ネクタイは結びたくない、けどシンプル過ぎるシャツ一枚では味気ないので、少しアクセントが欲しい、という場合に、役に立つアイテムだと思います。
私は、ウエスタンシャツが大好きになりましたが、今の流行に乗せられているだけの可能性もあります。
しばらく着たら飽きる可能性もなくはないですが、ラルフローレンさんのように、自分の中の定番スタイルとしてずっと着られるかどうか、自分の中で確かめてみます。
以上です。ありがとうございました。
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