潔癖症の人がスーツを着る時にやるべき裏技集

ケア

こんにちは。ミスターリネンと申します。

スーツが大好き。たとえ世の中の多くの人がスーツから離れていったとしても、死ぬまでスーツを着ていたい。

という気持ちはあるものの、365日スーツを着るのは、ブラッシング、アイロンかけ、クリーニング等、ケアの面でやや面倒くさい。

スーツを着る時はなるべく汚さないようにし、ケアの手間、必要性を最小限に抑えながらスーツを着たい。

という、えせクラシック好き人間です。

人間の楽したい本能には、恐れ入ります。

そんな人間なので、スーツを着る時に、いかにスーツを綺麗に保つかに命をかけています。

潔癖症というよりは、ただの怠惰人間と呼ぶべきだと思いますが、スーツを綺麗に保ち、ケアの頻度を下げるために役に立つかもしれない、と思って実践していることをご紹介します。

スーツに防水スプレー

普通はやらないだろ、という邪道なことから始め、より一般的な内容へと移っていきます。

まず最初に紹介するのが、スーツに防水スプレーをかけること。

単純に、靴にかけるのと同じように、スーツ全体に防水スプレーを振りかけるのです。

目的は、雨もですが、食べ物や飲み物の汚れをなるべく防ぐこと。

どんなに気を付けて飲食していても、手が滑って飲食物をこぼしてしまうことはありますが、その場合に被害を最小限に出来ます。

かけるタイミングは、スーツを着る前でも着た後でも良いですが、ジャケットは着た状態ではかけられないので、着る前にハンガーにかけた状態でスプレーするしかありません。

雨の日は背中にかけても良いと思いますが、晴れの日で、飲食物汚れを防ぐ目的の場合は前だけで良いです。

スラックスについては、履いてからスプレーするのが楽です。ハンガーにかけたままだと、内股部分にかけにくいからです。

この状態では生地が重なっている部分にかけられない

スエードの靴を履いている場合は、スラックスと靴をまとめてスプレーしてしまって問題ないですが、表革の靴の場合は、靴の表面に防水スプレーの跡が付くので、スラックスを履いて、適当なサンダルか何かを履いた状態で外に行き、スラックスにスプレーし(室内では危険)、そのあと靴を履くと良いと思います。

ちなみに、スラックスの裾へ防水スプレーをかけると、立ちション時に跳ね返る尿を防げるメリットもあります。

重要なポイントが、その防水スプレーが布生地対応かどうかです。

革専用のスプレーだと、ウール生地のスーツに使うのは危険です。

私は、アマゾンで見つけたこちらを使っています。毛、綿に使えると書いてあります。

裏を見ると、ドライクリーニング出来ない衣類には使えないと書いてあります。大抵のスーツはドライクリーニングが出来るので、問題ないはずです。

糸の細い上品なウール生地など、スプレーして平気かどうか心配な方は、目立たない箇所に試しかけして確かめた方が良いと思います。

(かけた直後はシミになったり色が濃くなりますが、ある程度時間が経てば見えなくなるのが普通です。)

フランネルやツイード生地であれば、大抵は問題ありません。

リネンやコットン生地は、丈夫なので全く問題ありません。

もう一つのポイントが、シャツとネクタイにかけるかどうか。

飲食時は、ジャケットを脱ぐことも多く、何かをこぼすならシャツやネクタイの方がリスクが大きいですよね。

シャツはコットン生地がメインなのでスプレーして全く問題ないですが、ネクタイがシルクの場合は、怖いです。

私はシルク100%のネクタイにかけたことがあり、問題はなかったですが、何度もかけ続けているとどうなるか怖いので、なるべくかけないようにしています。

特に、残量の少ない防水スプレーは注意です。残量が少ないと、液体がだまになって出てくることがあり、その場合スプレーするというよりは水滴を垂らすような状態になるので、跡が残りやすいです。

スプレーする際は、30センチ程度、なるべく離してかけるとより安全です。

靴ブラシお湯洗い

次が、靴に使うブラシをお湯洗いすることです。

ホコリ落とし用ブラシ、クリームをつける用のブラシ、クリームを馴染ませるためのブラシ等複数ありますが、どれも定期的にお湯洗いすることをお勧めします。

水洗いではなくお湯洗いの方が、汚れが落ちやすいので良いと思います。

ホコリ落とし用ブラシについては、毎日使うもので、靴の表面が汚れた状態でブラッシングするため、(立ちション時に跳ねて飛んできた)尿や、街中の汚れに触れてしまっています。

磨きたての綺麗な靴を、いざ履くぞという日の始まりに、改めてブラッシングする時など、汚いブラシでやってしまうと、あえて汚れを付けているのと同じ、のような気が私にはします。

そのほかの靴用ブラシについても、クリームやワックスが蓄積しているので、定期的に綺麗にしてあげると良いと思います。

ブラシの柄の部分が木で出来ていることが多く、ブラシを洗うのは木に良くないという意見もありますが、木は乾くので全く問題ないです。

便座で裾捲り

立ちション時の尿の跳ね返りが嫌で、必ずトイレは座ってするという方もおられるかもしれません。

座ってする場合、何も気にせずスラックスを下げると、靴の踵を超えてスラックスの裾が地面についてしまう場合があります。

特に裾幅が太いスラックス、さらに生地が柔らかくストンと下に落ちやすいスラックスの場合は、地面につきやすいです。

立った状態で靴にかかっている長さは危険

スラックスを下げる際、裾を2,3回ロールアップすると、裾が地面につくことを防げます。

注意点ですが、用を足した後、ロールアップを元に戻すことを忘れてしまうことが無きよう。

私はロールアップしたまま数時間が経ち、恥をかいたことがあります。意外と自分の裾には意識が向かないものです。

靴底のゴム張り

いわゆるハーフラバーと呼ばれるゴム貼りをした方が良いか否か、という議論に正解はないですが、私は靴底を糞尿から守る意味で、するべきと考えます。

公衆トイレで、床に謎の(99%尿)液体が飛び散っていて、踏まないと用を足せない時、ありますよね。

レザーソールのままそこを踏むことは、私には考えられません。

意外と見落としがちなのが、ヒール部分の靴底。

新品の状態で、上の写真のようにレザーとラバーが組み合わさったヒールが多いですが、ハーフラバーを貼るだけでは、ヒールのレザー部分は守れません。

ヒール部分は、底材が何層にもなっていて、ヒールのレザー部分のさらに内側(上側)にゴムが使われていることもあるので、靴の内側までは尿が浸透しないと考え、レザーのままでも良いかもしれません。

黒い部分がゴム。この靴の場合は、ヒールのレザー部分の上にゴムが入っているので、レザーのままにしています。

私は、ゴムが入っている場合を除き、ヒール部分にも全体的にラバーを貼ります。

つま先立ちが得意な方は、貼る必要が無いかもしれません。

脇汗ケア

最後は、ごく当たり前の内容です。

出来ればスーツを着た後は毎回、そうでなくても汗を多めにかいた後は、必ず脇部分を中心に殺菌した方が良いです。

蒸気スチーマーを使う方法と、おしぼりで吸い取る方法があります。

両方やるとベストですが、面倒な場合は、準備が不要なおしぼりで吸い取るのだけはやったほうが、生地のダメージを防げて、クリーニングの回数も少なくて済むことになります。

最後に

私の職場に外国人シェフの方がいるのですが(もちろん私のために作ってくれるシェフではありません)、会話の際に必ず相手の肩を叩くクセがあります。

本当に性格の悪い奴で自分が嫌になるのですが、私がジャケットを着ている状態で会話し、肩を触られると、どうしても嫌なのです。

しかも相手はシェフであり、手を洗ってはいるだろうけど、食材の油などが付いていると思うと、気が気でなく、絶対に私の顔は引きつっています。

ごめんなさい、と思いながら、会話の後に肩を軽くおしぼりで拭きとります。

以上です。ありがとうございました。

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