トガニット、すごく良い、けど一箇所だけ気になる点が。

ケア

こんにちは。ミスターリネンと申します。

中古品を安く買うことが趣味のケチ人間なので、今でも売っている現行品の商品レビュー記事を書きたくても、なかなか書けません。

そんな私ですが、珍しく現行品を買ったので、レビュー記事を書きます。

通称トガニット、戸賀敬城さんがディレクターを務めるブランド、ヒルトンのニットで、洋服の青山さんで取り扱いがあります。

商品リンク

トガニットにも沢山の種類がありますが、私が購入したのは、ミドルゲージのタートルネックニットです。

とても良い商品で気に入っていますが、一箇所だけ残念な点もありましたので、素直なレビューを書きます。

肌触りがカシミヤ並み

このニットの素材は、ウール100%です。

ミドルゲージでややざっくりとした編み方で、似たようたウール100%のタートルネックニットは、チクチクしてしまうことも少なくないですが、このニットは、一切チクチクせず、びっくりするような肌触りです。

素肌に着ても問題ないくらいで、首回りも何の不快感もありません。

商品ページには、「高級梳毛糸として有名なビエラヤーンを5本使用した、贅沢なミドルゲージニット」と書かれており、詳しいことは分かりませんが、良いウールなんだというのには納得です。

以下で他にも良い点を述べますが、私が最も驚いたのが、肌触りです。

毛玉にならない

次に驚いたのが、毛玉の出来にくさです。

私はニット製品は、着る前と着た後に、必ず洋服ブラシで毛を梳かし、なるべく毛玉が出来ないよう気を付けています。

それでも、完全に毛玉を避けることは出来ません。

トガニットの商品ページには、「通常のウールよりも毛玉になりづらく 、型崩れしにくくなっています。」としか記載がなく、具体的にどのような加工をしているのかは分かりませんが、実際に着てみた感想として、他のニットと比べて明らかに毛玉になりにくいのを実感しています。

何もしなくても毛玉が出来にくいのに、ブラッシングも欠かさなければ、ある程度の期間は毛玉を避けられると思います。

自宅洗い可能

現代では、ウール100%のニットでも、自宅での水洗いが可能な商品は珍しくないですよね。

仮に洗濯表記が水洗いが×だったとしても、手洗いや洗濯機のドライコースで洗ってしまっても、何の問題も無いことがほとんどです。

それでも、洗濯表記が水洗い○と書いてあると、より安心して気楽に洗えますよね。

トガニットの洗濯表記。

特にタートルネックは、首回りに皮脂や汗が付きやすく、最低でも2回着用後、出来れば毎回着用後に洗わないと、生地が傷んで虫食いや変色が発生してしまうような気がします。心配性なので。

化学繊維を混ぜたりはせずに、自宅洗い可能なように作ってくれていることはとても大きなメリットです。

実際に私は数回洗濯機のドライコースで、ネットに入れて洗濯しました。

サイズが縮むこともなく、何の問題もありませんでしたが、干し方には注意が必要です。

こういう専用ネットを使うのがベストだと思いますが、私はハンガーを複数使い、なるべく重量が一箇所に偏らないよう気を付けて干しました。

ジャケットの内側に着やすいサイズ感

続いてのメリットが、緩くもタイトでもない、程よいシルエットです。

選ぶサイズによっても話は変わりますが、ご自身の普段の日本サイズを選べば、ジャストサイズのテーラードジャケットの下に着ても、着ぶくれしないサイズ感です。

特に、アームホールが比較的コンパクトなのが特徴です。

もちろんシャツ一枚の時よりはきつくはなりますが、ジャケットをワンサイズ上げたりしなくても、ミドルゲージのニットがインナーに着られるのはメリットです。

ジャケットを脱いで一枚出来ても、ピチピチ過ぎず、ミドルゲージニットとしてはまさにちょうど良い、と言ったサイズ感だと思います。

逆にムキムキの方が着ると、ピチピチになるかもしれません。

ちなみに腕は日本ブランドのニットにしては長めな印象です。

私は肩幅が46センチ、裄丈が86センチくらいで、肩幅に対して腕がやや長め体型なのですが、トガニットはLサイズを着用して、腕がやや長いかな、というくらいです。

コスパの良さ

最後に紹介するメリットが、値段の安さです。

税込み約15000円です。

上述したような多くのメリットがあってこの値段は、ケチな私でも買うくらい安いと思います。

ウール100%で1万円を切るニットは他にも存在しますが、肌触りと毛玉の出来にくさがトガニットを上回るものは、中々ないと思います。

例えば、ユニクロさんのラムウールのミドルゲージのニットは、値段も安く、肌触りもかなり良いですが、素肌に着られるトガニットは、それを上回る肌触りだと思います。

ユニクロ公式HPより拝借。https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E460940-000/00?colorDisplayCode=47&sizeDisplayCode=004

デメリット:リブの締め付けが緩い

最後に一点だけ、マイナスに感じた点を紹介します。

腰部分の裾のリブの締め付けがほとんどないことです。

リブの締め付けが弱いので、腰付近でリブが体にキュッと締め付け、生地が少したるむような着方が出来ず、裾がだらんと垂れ下がってしまいます。

理想のリブの感じ。Nicolaradanoさんインスタグラムより拝借。

もっと言えば、リブの縦の幅が短いように感じます。もっと長くて、締め付けが強いリブが、私は好みです。

ただこれは、あくまで見た目の好みの問題で、締め付けが弱いからと言って、機能的な問題はありません。

まとめ

以上ご紹介したように、わずかに気になる点はありますが、トガニットはとても素晴らしい商品だと私は思います。

最後に元も子もないことを言いますが、ミドルゲージのタートルネックのニットって、暖かすぎて東京など、気温がマイナスになることがほぼない地域の冬ではあまり出番がないと思いませんか?

上にツイード、フランネル、レザーなどのジャケットを羽織るスタイルは格好良いけど、暖房が効きすぎた電車の中などで大汗をかいてしまった経験のある方もおられると思います。

実は私は、この冬はまだトガニットを1回しか着ておらず、室内で一人でファッションショーをした時くらいしか着ていません。

寒がりの方には、ぜひおすすめしたいと思います。

以上です。

ありがとうございました。

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