タックイン&アウト、両方に使えるシャツ、ベストな裾の長さと形は?

コーディネート

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

シャツを買う際に、そのシャツをズボンの中にタックインするのかしないのかは、重要なポイントです。

タックインしかしない、コットンの白のドレッシーなシャツもあれば、タックアウトしかしないビッグシルエットのカジュアルシャツもあります。

タックインしかしないなら、着丈を思いっきり長くして、ズボンから裾がはみ出てこないようにする方が良いです。

タックアウトしかしないなら、着る丈が長すぎると、ワンピースみたいになってしまって変なので、少し短めの方がバランスが良いです。

難しいのが、1枚のシャツで、タックインもタックアウトもどっちもしたい場合です。

その場合、裾の長さだけでなく、どのようなシルエットが良いか、裾の長さはどのくらいが良いか、私なりの考えをご紹介します。

裾の形

裾の形、身幅の太さ、裾の長さ、という順番で見ていきます。

まずは裾の形です。

一般的なラウンドカットにするのか、スクエアカットにするのか、という選択があります。

左:ラウンドカット、右、スクエアカット

スクエアは一種類しかありませんが、ラウンドは、ラウンド(弧)の形が急な場合と、緩やかな場合があります。

急なラウンドカットの場合は、タックインしか出来ません。

弧の形が急。山喜オンラインショップより拝借。

何故なら、下着感が強く、タックアウトするとおかしいからです。

逆に弧の形が緩やかであれば、タックアウトしても大きな違和感はありません。

が、私の意見では、タックアウトするならスクエアカットが良いと思っています。

その方が見た目が格好良いと思うからです。私の個人的好みですみません。

ラウンドカットのシャツをタックアウトすると、シャツの生地、デザインによっては、タックインするのが窮屈で裾を出しちゃった人、に見えかねませんが、

スクエアカットであれば、最初からタックアウト前提のシャツなんだ、という目印になり、タックアウト姿がより自然になると思います。

スクエアカットのリネンシャツ

例外として、ブルックスブラザーズを代表とするボタンダウンシャツは、ラウンドカットがオリジナルなので、

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ。BEAMSオンラインショップより拝借。

それをお直しやオーダーなどであえてスクエアカットにしてしまうと、邪道になってしまってイマイチなので、何もせずにラウンドのままの方が良いと思います。

スクエアカットにするデメリットとして、タックインした時に、ズボンの中で裾がごわついて着心地が悪い、という意見もあります。

確かに、ラウンドカットよりスクエアカットの方が、弧を描いていない分、着丈が同じならば生地の分量が少し多いです。

しかし、多いと言っても大した差でもなく、ごわついて気になるほどの問題ではありません。

また、股上がある程度深く、タック入りのクラシックなスラックスであれば、多少シャツの生地の量が多くても、スラックスがシャツをすっぽり収めてくれるので、タックインして困るほどではありません。

逆に細身シルエットで股上が浅いズボンであれば、ズボンの中のスペースが小さく、タックインはしづらくなりますが、それはスクエアカットでもラウンドカットでも同じです。

こういうズボンだとタックインはしづらい

サイドのスリット(切れ目)についても軽く触れます。

スクエアカットにスリットは好相性で、世の中にあるスクエアカットシャツの裾の多くにはサイドスリットが入っていると思います。

スリットがあると動きやすくするなるという機能的役割がありますが、タックアウトした時はスリットがあった方が格好良いというデザイン的側面もあると私は考えています。

ですので、

「タックイン、タックアウト両方で使いたいシャツの裾は、スクエアカット一択」

というのが私の意見です。

身幅の太さ(シルエット)

続いて、身幅の太さ、言い換えるとシルエットについてです。

タックインするドレスシャツは、ピチピチなのはおかしいとしても、ある程度は体にフィットしているのが基本です。

しかし同じシャツをタックアウト”も”する場合、タイトなシルエットだと変です。

ある程度ゆとりがあり、リラックス感がある方が、タックアウトした時にバランスが良いです。

KEIさんHPより拝借。

とはいえタックアウトもして使いたいからと、身幅を広くし過ぎると、タックインした時に余りが出すぎてバランスが悪いです。

シャツの身幅が大きく、余り方(はみ出方)がイマイチに見える。

カジュアルな身幅太めのシャツをタックインし、ウエスト周りにシャツ生地をふんわりさせる着方がムードがあって格好良い、という意見もしばしば耳にします。以下の写真が良い例です。

UOMOさん記事より拝借。

なるほど確かに、このモデルさんだと、格好良く決まっています。しかし私がやってもこうはなりません。

その理由は、下半身、特に腰回りが細く貧相なため、上半身がふんわりボリューミーなのに対し、ウエストから急に細くなりすぎて、つまようじにブロッコリーの房を刺したような変なバランスになってしまうからです。

上半身のふんわり感に対し、下半身が物足りない印象。

腰回りががっちりした男性らしい体型の方なら、同じことをしても格好良く着こなせるとは思いますが。

この方の場合、腰回りががっちりしているので、ブロッコリー感は全く無く格好良いです。

なので、あらゆる体型の人に当てはまる話で言えば、シャツをタックインしてもタックアウトしても使う場合、身幅は太すぎず細すぎず、絶妙な太さが良いということです。

しかしその「絶妙」が難しいんですよね。

タックインしたら、ドレスシャツらしく綺麗に体にフィットして見える、でもタックアウトしたらリラックス感のあるゆとりのあるシルエット、というのを一枚のシャツで両方得ようとするのは無理があります。

インとアウト両方で使うなら、どちらの場合も少し妥協し、タックイン時は気持ち身幅が余ってるな、タックアウト時は気持ち身幅がタイトだな、と、どちらの場合でも、「微妙」にならざるを得ません。

具体的には、タックインしかしないドレスシャツで自分に合った身幅に、平置きでプラス2-3センチ(全体で4-6センチ)くらいくらいが良いと考えます。

もっと具体的に言えば、胸周りはタックインしかしないドレスシャツと全く同じ大きさで、ウエスト周りだけを平置きで2-3センチ大きくするくらいが良いと思います。

以下3枚の写真がありますが、ベージュっぽいシャツはタックインしかしないドレスシャツで、残りの2枚は、タックインとアウト、両方に使うことを想定し、ウエストを平置きで約2センチ大きく作ったものです。

タックインしかしないシャツ。ウエスト周り平置き48センチ。
タックイン、アウト両使いシャツ。ウエスト周り平置き50センチのものをタックアウト。もう少しだけ緩くても良い気がするが許容範囲内。
タックイン、アウト両使いシャツ。ウエスト周り平置き50センチのものをタックイン。もう少しだけタイトでも良い気がするが許容範囲内。

他の箇所、肩幅などは、タックインしかしない通常のドレスシャツと変えなくて良いと思います。

変に肩幅や袖幅などを大きくしたりすると、ドレスシャツっぽさが失われ、タックインした時に合わないと思うからです。

裾の長さ

最後に裾の長さについてです。

タックインしかしないドレスシャツは、着丈を思いっきり長くして、動いてもズボンから裾が抜けてしまわないようにする方が良いですが、

長くし過ぎると、タックアウトした時にワンピ―スのようになってしまいます。

反対にタックアウトしかしないシャツは、タックインしかしないシャツより、短めがバランスが良いですが、あまり短くし過ぎると、タックイン時にすぐにシャツがズボンからはみ出てしまいます。

どっちの場合にも問題ない程よい長さが良く、またしても、難しい絶妙さが求められます。

具体的に、私の体型を例に見てみます。

私はジャケットの適正着丈(首の付け根から踵まで÷2)が76センチです。

このジャケットは75.5センチ。

タックインしかしないドレスシャツは、絶対にはみ出ない、とことん長いのが好きで、着丈は最低でも80センチ以上、出来れば83センチくらいは欲しいです。

反対にタックアウトするカジュアルシャツは、ジャケットの適正着丈76センチより、気持ち短い74-75センチくらいがベスト、短めにするとしても、73センチくらいが限度と思っています。ジャケットと同じ76センチだと、やや長い印象です。

75センチ(ベスト)
73センチ(ギリ許せる短さ)
76センチ(やや長い)。しかし身幅が緩いので全体のバランスは悪くない。このシャツは身幅の緩さからタックアウト専用。

73センチくらいになると、タックアウト時の見た目のバランスは悪くないですが、タックイン時に裾がはみ出やすいというデメリットがあります。

なので、私にとってはジャケット適正着丈より1センチ短い75センチがベストだと考えます。

すべての人にとって、ジャケットの適正着丈より1センチ短い長さがベストという単純な話ではなく、その方の胴と足の長さの比率や、太っているか痩せているか、またズボンのシルエットなど様々な要素があるので、一概には言えません。

無理やり一般論化するならば、

「タックイン、アウト両方使いするシャツの着丈は、ジャケットの適正着丈より気持ち短いくらいが理想的」

というのが私なりの結論です。

襟型、素材について

最後に、襟型と素材について考えます。

まず、襟型は、タックイン、タックアウト両使いをしたい場合は、ドレスらしい型(レギュラーやワイド)にしておくのが無難だと思います。

レギュラーカラー

タックアウトしかしないなら、オープンカラーなど、リラックスした感じの襟型も相性が良いですが、それだとタックインした時に変です。

オープンカラー

ジャケットを上に羽織る可能性があるなら、そのジャケットのゴージラインとの相性、またネクタイをする可能性があるなら、そのことも考えて選択するのが良いと思います。

素材について、タックアウト““するシャツの素材は、ある程度カジュアルな素材の方が無難です。

リネンやデニム、シャンブレー、コーデュロイなどでしょうか。

リネン好きだからひいきするわけではないですが、リネンシャツは特に、タックインとタックアウトの二刀流に最適です。

夏以外はタックインしてインナーとして使い、夏はタックアウトして、真夏の最も暑い時期には、タックアウト×ショーツでリゾート着としても使えます。

黒いリネンシャツをインナー使い
同じシャツをタックアウト

最後にこの記事の内容を簡単にまとめます。

タックイン、タックアウト両使いしたいシャツは、裾をスクエアカットにし、裾の長さはジャケットより1-2センチ短め、身幅はドレスシャツより2-3センチ緩めに作るのが良い。

以上です。

ありがとうございました。

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