グリーンの革は、経年変化でオリーブ色になる?

レザー

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

使えば使うほど、味が出て来て格好良くなることを、経年変化と呼ぶそうです。

使えば使うほど、ボロボロになり、使い物にならなくなる場合は、経年劣化と呼ぶそうです。

経年変化する物と言えば、木材、デニム、シルバー、麻、等が挙げられますが、中でもファンが多いのが、の経年変化ではないでしょうか。

革の経年変化は、ツヤが増すという変化に加え、色の変化があります。

黒はずっと黒のままですが、茶色は、どんどん濃くなっていきますよね。

特に、初めから着色がされていない、肌色のヌメ革は分かりやすいです。

この財布は、高校生の頃から15年くらい使っていますが、元々ヌメ革だったものが、ダークブラウンに変化しました。

内側は元のヌメ革の色が残っている

他の色はどうでしょう。

バーガンディも、濃くなっていきます。

若めのバーガンディ。赤味がある。
経年変化したバーガンディ。特に左のシングルモンクは、色がまだらで経変変化が分かりやすいです。

赤に近い明るめのバーガンディも格好良いし、ワイン色と呼ぶべきか、濃いバーガンディも良いですね。

そして、今回取り上げたいのが、グリーンの革です。

先日、グリーンの革のバッグを買いました。

中古品をネットで買ったのですが、届いてみると、写真で見た色(鮮やかめグリーン)と全然違い、驚きました。

元のグリーン

グリーンというより、オリーブです。

良く見てみると、フラップ部分の内側は元の色が残っており、鮮やかなグリーンです。

鮮やかなグリーンなら、経年変化で濃いグリーンに変わりそうな気もしますが、そうはなっておらず、むしろ色が薄くなっているように感じます。

保管場所、日光の当たり具合、使うクリームの色、などによって、色の変化条件は変わってくると思いますが、少なくともこのカバンに関しては、色が薄くなるという経年変化です。

グリーンの革はこういう経年変化をするのでしょうか。

色が薄くなるのは、日光などの光が原因である可能性も高いので、前所有者が、光の当たる場所にこのカバンを保管していた、ということかもしれません。

グリーンの革がどのような経年変化をしていくのか、今回紹介したカバンの一例だけでは検証材料不足ですが、オリーブになる可能性もある、ということは知っておいていただくと良いかもしれません。

皆さまは、グリーンやオリーブの色はお好きでしょうか。

鮮やかなグリーンと言うのは、単体では美しいですが、コーディネートにおいて主張が強い=合わせる服が限定される、という欠点もあります。

それに対し、オリーブは、鮮やかではなく比較的目立たないので、服装に合わせやすいと私は考えています。

実際に、メンズの服においても、ミリタリーアイテムを代表に、オリーブという色は多用されており、鮮やかなグリーンのアイテムは比較的少ないです。

個人的に、オリーブの服が大好きで、知らぬ間にオリーブばかりを買ってしまう人間なので、グリーンよりオリーブひいきで見てしまっているかもしれません。偏った意見お許しください。

カバンは経年変化でオリーブになったが、他は元々オリーブ。

グリーン好きの方は、お気に入りの革がオリーブになってしまわないよう、特に光に注意して保管すると良いかもしれません。

以上です。

ありがとうございました。

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