ユニクロのニットポロを、貝ボタンに付け替えてみる

お直し

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

今回は、比較的安価なニットポロのボタンを、プラスチックボタン ⇒ 貝ボタンにセルフで付け替えてみた話をご紹介します。

本題は最後の章だけで、それ以外はユニクロのニットポロのレビューの内容です。

ユニクロのニットポロはダメ?

ニットポロと言えば、どこのブランドを思い浮かべますか?

ジョンスメドレーが最も人気だと思います。

ですがその他にも格好良いニットポロを作るブランドは多く存在し、英国、イタリア、日本、それ以外の国にも沢山あると思います。

ちなみに私がお世話になっているテーラーDORSOさんでは、韓国のニットブランド IOLO を推しているようで、2025年5/17.18にトランクショーが行われるそうです。

同ブランドのニットは買ったことが無いですが、トランクショーに行って何か買う予定です。

多分ニットポロにします。

それはさておき、ジョンスメドレーにしろ IOLO にしろ、格好良いニットポロは3万円~と高いです。

高級ニットポロを一枚も持っていない私は、まずはニットポロがどんなものか試してみようと、ユニクロのものを何年か前に買いました。

しかし、この後述べる理由から、どうしても格好良いと思えず、ほとんど着ていませんでした。

襟型

ユニクロのニットポロを着ていなかった理由の一つが、襟型です。

ジョンスメドレーの代表モデル、ISISというモデルは、襟が比較的長めです。

ジョンスメドレー公式HPより拝借。https://www.johnsmedley.jp/special-edition/old_new_ISIS-25COLOURS

それに対し、ユニクロのものは、襟が短めです。

襟のデザインはクオリティーとは関係なく、ジョンスメドレーでも、小さい襟のものも作られています。

ジョンスメドレーのREIDというモデル。https://www.johnsmedley.jp/item/detail/1_1_REID/YBM

が、ニットポロの襟はISISくらい長い方が良いと考えています。

その理由は、ジャケットを羽織った際、ラペルの幅に対してインナーの襟が小さすぎると、バランスが悪く、ドレスシャツに近い襟の大きさをニットポロに求めると、必然的に襟は長めが良いということになるからです。

ユニクロの小さい襟型はやや残念ではありますが、それはあくまでデザインの話であって、ユニクロの価格ではコスト的に厳しく長い襟に出来なかった、という話ではないはずです。

安くて長い襟のニットポロ、出して欲しいです。

素材

襟型から視点を変え、今度は素材についてです。

ジョンスメドレーのものは、シーアイランドコットンという種類の綿を使っており、とにかく肌触りが良い、らしいです。

しかし、私個人としては、そこまで上質なコットン生地は求めていません。

肌触りより、洗濯しやすい丈夫さ、快適さ(着ていて熱くない、蒸れない)の方が重要です。

シーアイランドコットンだろうが、そこら辺で取れる綿だろうが、よっぽど肌触りが悪かったりしない限り、どんな綿でも構いません。

ただ、化学繊維は入ってほしくはありません。

見た目が安っぽくなるからです。

ユニクロのものは、残念ながら、コットン85%、ナイロン15%です。

ナイロンが多少入っており、コットン100%と比べると見た目は若干安っぽいとは思います。

しかし、そのデメリットを上回るメリットを感じています。

一つが、ナイロンが入ることにより、生地が丈夫になること

もう一つが、ナイロンのおかげか、シャリっと感があり、肌にまとわりつく感じがありません。

私の思い込みかもしれませんが、ポリエステルよりナイロンの方がシャリっと感が強く、汗をかいてもべたつく不快感が抑えられる気がします。

コットン100%でも、糸の撚り方などによってシャリっと感を出せるとは思うので、理想は天然素材100%というのは変わりませんが、このユニクロのニットポロに関しては、ナイロンが良い働きをしてくれていると感じています。

シルエット

シルエットについては、残念な点は一切ありません。

太くも細くもないシルエットで、着丈、袖の長さもちょうど良いです。

特に気に入っているのが、リブの締め付けがしっかりしていることです。

腰のリブがしっかり締め付けてくれているため、腰辺りで留まってくれて、お尻の方まで裾が落ちてきません。

2025年時点の現行品は試着していませんが、公式HPを見る限りは、袖が若干太いくらいで、他の部分のシルエットはあまり変わっていないように見えます。

ユニクロHPより拝借。
ユニクロHPより拝借。

が、袖は絶対に細い方が格好良いと私は考えています。

ボタン

襟型、素材、シルエットについて見てきましたが、ここまでは、さすがユニクロ、値段に対して、素晴らしいニットポロだと思います。

ですが、絶対に譲れないと思ったのが、ボタンです。

ボタンが最大の理由で、私はこのニットポロを着ていませんでした。

高級感を少しでも醸し出そうという気が全く感じられない、気を抜いたプラスチックボタンです。

偉そうに批判してすみません。

コストカットのためにプラスチックボタンを使うのは仕方ないとしても、雰囲気だけでも、天然素材のボタンに近づけたボタンにならないのかと思います。

シャツやポロシャツの高級ボタンと言えば、貝ボタンですね。

調べてみて驚いたのですが、今はジョンスメドレーでもプラスチックボタンを使っているようです。

それを考えると、ユニクロの価格帯では、貝ボタンはおろか、天然素材っぽく見せるプラスチックボタンでさえ使えないのも仕方ないのかもしれません。

ボタンを探して付け替える

幸いなことに、私のような素人でもボタンは簡単に付け替えることが出来ます。

まずはボタンを買う必要がありますが、ネットで簡単に買えます。

私は今回、タカシマボタンというお店を利用しました。

以下の記事で、釦工房さんを利用しましたが、今回は、わずかな差ですがタカシマボタンさんの方が安かったからです。

茶蝶貝の10ミリのボタン、厚さが3ミリと厚めのタイプで、1個36円です。

茶蝶貝 10mm|貝ボタン■タカシマ■

厚いタイプを選んだのは、元のボタンが厚かったからです。

定番の白蝶貝でも良いと思いますが、生地の色に合わせて茶蝶貝にしました。

ちなみに、私のサイズ計測ミスで、11ミリが正しいサイズでした。

左:今回買ったボタン、右:元々付いていたボタン

1ミリ小さいものを買ってしまいましたが、付けてみたら違和感が無かったので妥協しました。

付け替えの作業自体は、ごく簡単です。

ミシンも不要で、地道に縫っていくだけです。

完成したのがこちら。

いかがでしょうか?

見違えるようになったと思いませんか?

ビフォー
アフター

少なくとも私は大満足です。

襟の大きさの問題で、ジャケットの下に着ようとは思いませんが、単品で着るには全く問題ないです。

ブラウンや白系のスラックスは確実に合いそうです。

キャメル×ブラックの色の組み合わせは格好良いので、ブラックのリネンスラックスなどにも合わせてみようと思います。

ニットポロに限らず、ボタンが服に与える印象の大きさを改めて実感しました。

以上です。

ありがとうございました。

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