こんにちは。
ミスターリネンと申します。
先日、麻布テーラーさんにてリネンシャツを3枚オーダーしたレビューをご紹介しました。
シャツ自体には大満足でしたが、生地によって洗濯後の縮み量がまちまちだったという問題がありました。
具体的には、3枚の内1枚は、洗濯前後で着丈と裄丈が約1.5センチ縮み、残りの2枚は着丈と裄丈が4センチも縮んでしまいました。




冷水で洗い、乾燥機にもかけていません。
一般的な話として、洗濯によってコットン生地は2-3%縮むと言われており、着丈が80センチだとしたら、2.5センチくらいまでの縮みは想定範囲内です。
リネンについては、コットンより縮み量が大きい傾向にあり、2-7%ほど、生地によっては最大で10%くらいは縮む可能性があるようです。
従って、私のケースでの、4センチくらいの縮みは、リネンということを考えると、あくまで想定範囲内と言えるかもしれません。
私のケースで、1.5センチくらいの控え目な縮み量に収まった生地は、比較的薄手のシャツ生地。4センチくらいの大幅な縮みがあった生地は、比較的厚手の生地でした。

傾向として、厚手の生地の方が縮み量が大きくなると言えるかもしれません。
しかし、どれだけリネン生地に詳しくても、製品であるシャツを作る前に、実際に使う生地の縮み量を正確に予測することは困難です。
その生地でシャツを作ったことがあるなら予測できるかもしれませんが、同じ種類の生地でも、生産ロットによって、生地時期による湿度の違いなどにより、縮み量に若干の差は生まれる可能性もあります。
なので、唯一の解決策は、製品を作る前に生地を洗うしかないと思います。
生地は、1回目の洗いが最も縮みますが、2回目以降も少しは縮みます。
そう考えると、理想は、生地の段階で5回ぐらい洗ってから製品にすることです。
実際に私は1つの生地を2回洗濯機で洗ってみましたが、ある問題に気が付きました。
それは、生地がどんどんほつれて来てしまうことです。

生地の縁はカットしたまま縫われてはいないので、刺激を与えると織りがどんどん崩れていくのも仕方ありません。
その理由から、生地の段階で洗うのは1回だけにし、今後洗ってわずかに縮むことを予想し、理想のサイズから少しだけ大きめに作るのがベストだと考えます。
具体的には、ネック、着丈、裄丈を欲しい寸法より5ミリくらい大きく作っておけば良いと考えます。
1回目の洗いで5センチ以上縮むような困った生地であっても、2回目以降も同じく5センチくらい縮むということは無く、せいぜい数ミリ程度の縮みで済みます。
とにかく1回は事前に水洗いすることが必須、とだけ注意いただければ十分です。
生地を水洗いをしてくれるかどうかは、オーダーするお店によって、作る工場によってまちまちかもしれません。
滅多にないと思いますが、もしそのお店が、水洗いは対応していません、と言うことであれば、わがままを言って一旦生地を預からせてもらって自宅で洗うか、それでもだめなら諦めるしか無さそうです。
「洗う」と言ってきましたが、洗剤を使うべきなのか。
必ずしも使う必要はないと思いますが、私は通常の洗剤を、通常の量よりやや少なめで入れています。またドライコースなどではなく普通のコースにしています。
シャツは製品になってからは、洗剤を使って洗濯機で普通に洗うことになるので、実際に近い環境で洗った方が良いと思うからです。
ちなみにスーツ用のリネン生地を洗濯した際は、ドライコースで、おしゃれ着用洗剤を使いました。
リネンスーツを水洗いする際は、さすがに通常コースで通常の洗剤で洗うとスーツが傷んでしまうので、ドライコースで洗うからです。
リネンシャツ、というアイテムに関しての縮み問題について述べてきましたが、リネンに限らず、シャツに限らず、水洗いを将来的にする可能性がある生地は、全て生地の段階で水洗いをしておくことを私はおススメします。
以上です。
ありがとうございました。







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