レギュラーカラーっていいな

コーディネート

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

今回は、シャツの襟型の一つであるレギュラーカラーについて考えます。

最近はレギュラーカラーの人気が再燃しているような気がしますが、まだまだ野暮ったい、古臭いというイメージもまだあるかもしれません。

私は、レギュラーカラーは野暮ったくないし、合わせられる幅も広い使えるアイテムだと思っています。

ネクタイをする場合もしない場合も、またジャケットを脱いでシャツ一枚になる場合も、あらゆるケースでレギュラーカラーは使えます。

そう考える根拠をご紹介します。

レギュラーカラーとは具体的に?

レギュラーカラーの定義をまずははっきりさせなければなりません。

シャツの襟型には、様々な種類がありますが、ボタンダウンやタブカラーなど、何かしらの機能が付いた型を除けば、残りすべての襟型は、襟の開き角度の違いだけです。

襟の開き角度が狭い順に、ナロー、レギュラー、セミワイド(スプレッド)、ワイド(スプレッド)、ホリゾンタル、カッタウェイと言う順番です。以下写真は角度順ではないので参考まで。

フェールムラカミさんHPより拝借。

しかし、ナローは~度、レギュラーは~度、と具体的に定められた基準は私の知る限りありません。

つまり、同じシャツの襟型でも、人によってはレギュラーと呼び、人によってはセミワイド、と呼ぶということが起こります。

例えば以下写真では、レギュラーカラーとされているものは、かなり開き角度が狭く、私ならナローと分類したく、ワイドカラーをレギュラーカラーと分類したい、と思ってしまいます。

洋服の青山さんHPより拝借。

つまり、名前を当てにするのは危険ということです。

さらに、ボタンを上まで閉めて着る場合と、ボタンを開けて着る場合で、同じシャツでも襟の開き方は変わってきます。

ボタンを閉じている
ボタンを開けている(同じシャツ)

ボタンを閉じている時は襟の開き角度は狭く、ボタンを開けていると角度は広くなります。

今回の記事で私がレギュラーカラーとして定義したいのは、第一ボタンを閉じた状態で、襟の開き角度が80-100度くらいのものです。

私の中では、「90度」が理想的なのですが、10度くらい前後しても誤差の範囲内だと思い、80-100度としたという理由です。

ネット上では、「レギュラーカラーは70-90度」と定義づけている記事が多かったですが、この記事では80-100度をレギュラーカラーと呼ばせていただきます。

80度を下回り、70度やそれ以下になってしまうと、やや古くさい印象になり、コスプレ感さえ出かねいと思います。

極端な例ですが。10-20度くらい?

さらに、70度以下で開きが狭いと、襟の先がVゾーンの中で顔を出してしまいます。

それ自体はクラシック的観点からは何もおかしいことではないし、最近流行りのタブカラーシャツなどはそうです。

タブカラーシャツ
ボタンダウンシャツにカラーバーを付けている

しかし、タブカラーやカラーバーなどの特殊系を除き、普通のレギュラーカラーでVゾーンの中にシャツの襟先が見えると、お洒落上級者があえてやっているという場合もありますが、就活生っぽく見えてしまう可能性があると思います。

特に普通の白シャツだと、就活生っぽく見えてしまう気がします。

ジャケットとの相性が最重要

自分にとってどの襟型が良いかを考える際、最も大事な要素は、襟型単体が格好良いかどうかではなく、自分が良く着るジャケットとの相性であると私は考えています。

より具体的には、ジャケットのゴージラインの角度との相性です。

シャツの襟の角度と、ジャケットのゴージラインの角度が揃っている方が綺麗だと私は考えています。

この写真は揃っていない例

とはいえその2つの角度は、揃っているのがクラシックのルール的に正しい、といったことは恐らく無く、角度を揃えたいかどうか、着る人の好み問題です。

ジャケットのゴージラインは、時代や国、都市によって様々で、どんなゴージラインが最もクラシックかを決めるのは困難ですし、一つの正解も無いはずで、好みの問題です。

私の好みは、ジャケットの肩のラインと平行よりやや下がり気味の、このくらいのゴージラインです。

このゴージラインに合わせるなら、シャツの襟の開き角度は80-100度前後がピッタリ合います。

あくまでもこれは私の好みでしかなく、ゴージラインの角度が緩やかなジャケットが好きな方は、襟がもっと開いたシャツの方が相性が良いと思います。

先ほどのグレースーツより、ゴージラインの角度は肩線に近い緩やか目。着ているシャツの襟の開き角度も大きいので、両者の角度はほぼ一致。

ちなみにレギュラーカラー派の有名人を紹介すると、赤峰幸生さんが最も代表的だと思います。

赤峰幸生さんインスタグラムより拝借。

私が師匠としているDORSOの齋藤さんも、赤峰さんとほとんど同じか、それよりは気持ち緩やか気味か、誤差があっても10度程度の襟型です。

DORSOインスタグラムより拝借。

ちなみにDORSOではこのシャツの角度は、セミワイドと紹介されています。

しつこいですが、あくまで呼び方の違いであり、開き角度は90度前後です。

別のスタイルを見てみると、チャールズ英国王は、割と開き気味です。

式典参加時の以下の写真では相当開いているので、開いている方がフォーマルなのかもしれません。

襟の長さ

襟の長さも重要です。

襟の開き角度が狭ければ狭いほど、襟の先がVゾーンの中で顔を出す可能性は高まりますが、90度前後の角度の場合は、最低でも8センチ、出来れば9センチくらいはあった方が、襟の先がラペルの下に収まりやすくなります。

向かって右側の襟先が見えている。ウィンザーノットさんブログより拝借。

思いっきり長く、10センチや11センチなどにすれば、襟の先がVゾーンから決して出なくはなりますが、ジャケットを脱いだ時におかしいです。

8-9.5センチくらいの範囲が誰にでも当てはまる普遍的な長さだと思います。

第一ボタンを開ける場合

これまでは、基本的にネクタイをし、ジャケットも羽織っている前提の話でした。

90度前後のレギュラーカラーは、ネクタイを外してボタンを開けてもサマになると思っています。

ネクタイを外して第一ボタンを開けるが、ジャケットは着たままの場合、

襟の開き角度はネクタイをしたままの時と同じか、むしろさらに閉じ気味になります。

同じシャツ。

何故なら、第一ボタンが開くことで、下の絵のように、襟先は固定されたまま、第一ボタン付近が少し横に広がるからです。

ただそれも10度程度の誤差の範囲内で気にするほどでもありません。

レギュラーカラーのシャツを着て、ネクタイを外してジャケットは着たままの場合の最大のメリットが、襟のロールを出しやすいことです。

ボタンダウンシャツが、襟のロールが綺麗に出るのは、襟をふんわりロールさせたまま、襟先をボタンが押さえつけてくれるからです。

レギュラーカラーの襟の開き角度と、ボタンダウンカラーの襟の開き角度は似ていますが、レギュラーカラーの場合、ジャケットを羽織ることで、ジャケットのラペルがボタンの代わりとなり、レギュラーカラーのシャツの襟を上から軽く押さえつけてくれることになり、ロールが出やすくなるという仕組みです。

赤峰幸生さんのVゾーン。The Rakeさんより拝借https://therakejapan.com/special/a-lifetime-in-style/

これは、ワイドなどの開いた襟型には出来ないことです。ただしレギュラーカラーでも襟が柔らかくないとロールは出ません。

ジャケットを脱ぐ場合

続いて、ネクタイを外し、さらにはジャケットも脱いだ場合です。

ジャケットも脱いだ場合、レギュラーカラーのシャツは今までとはかなり違った見え方をします。

具体的には、襟が横に大きく広がります。

理由は単純で、押さえつけるものが何も無いので、広がってしまうということです。

夏にシャツ一枚になった時、この広がりは解放感があって素敵、と見ることも出来るし、襟が広いことで顔が小さく見える小顔効果もあるかもしれません。

レギュラーカラーでさえ、シャツ一枚姿になると襟が広がるので、ワイドカラーであれば、さらに横に広がってしまいます。

ワイドカラーのシャツのボタンを開けるとこのくらい広がる。

あまり広がり過ぎていると、襟が自分の肩を超えて上の方まで飛んで行ってしまいそうです。

この広がりがもし嫌な場合は、ある程度は閉じることもできます。以下の写真は同じシャツですが、1枚目が襟がピンと開いているのに対し、2枚目はかなり収まっています。

新品時
洗濯した後

一枚目写真の新品のシャツは、襟はまだノリが付いていて硬く、ピンと張っているので横に広がっています。

同じシャツが、洗濯後に柔らかくなって、襟を意図的に内側に来るようクセ付けすると、2枚目写真のようになります。

やり方は簡単で、アイロン掛けの際、襟に熱を加えた状態で内側にくっと曲げてあげれば良いです。

人差し指を入れることでロール感が出しやすくなります。

ただし、襟の芯材が硬い場合はコントロールが効きにくいです。

この章をまとめると、ジャケットを脱いでシャツ一枚姿になっても、レギュラーカラーは格好良いということです。

まとめ

まとめに入ります。

レギュラーカラーは、ネクタイ着用時だけでなく、ネクタイを外しても、ジャケットを脱いでも、サマになる。

具体的な、レギュラーカラーの理想の開き角度は80-100度。

襟の長さも重要で、8-9.5センチが無難。

ただし自分が良く着るジャケットのゴージラインによっては、ワイドの方が合う人もいる。

以上です。

ありがとうございました。

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