こんにちは。
ミスターリネンと申します。
カバン、ベルト、財布、革ジャンなど、革のアイテムには、ほぼ必ず金具が付いていますよね。
ジッパー、ボタン、鍵(穴)などです。
靴においても、ビットローファー、モンクストラップシューズなどは、金具が付きます。
金具の色は、大きく分けてシルバーかゴールドですが、どちらの色を選ぶかによって、アイテムの印象は大きく変わります。
(シルバーとゴールドはあくまで色の話で、素材のことではありません。つまりホワイトゴールドであったとしても、色としてはシルバーだとこの記事では考えます。)


革の色によって、金具の色は何色が良いのか。
革の色と金具の色の相性について、私なりに考えます。
黒革=シルバー、茶革=ゴールド?
前提として、この革にはシルバーしか合わない、この革にはゴールドしか合わない、というセオリーのようなものは無いと私は考えます。
実際に、市場にある商品で、黒革でも茶革でも、シルバーを使う場合も、ゴールドを使う場合も、どちらも珍しいことではありません。
ただ、日本においては、革の色に関係なく、革アイテムの金具には、シルバーの色が使われる方が数としては多いと思います。
ゴールドは派手すぎる、というイメージが持たれがちで、目立ちにくいシルバーの色が選ばれやすいのでしょうか。(結婚指輪が良い例)
日本に限らず全体的な傾向としては、黒革にはシルバー、茶革にはゴールドの金具を使うという区分けが、割と多いと私は感じます。

黒は無彩色で、シルバーも無彩色。
茶は黄色や赤の要素がある有彩色で、ゴールドも黄色の要素がある有彩色。
ということを考慮すると、黒革にはシルバーの方が相性が良く、茶革にはゴールドの方が相性が良い、という説明も一理あります。
茶革×シルバーの魅力
個人的な好みの話で恐縮ですが、私は革の色にかかわらず断然ゴールド派でした。
シルバーだと、サラリーマンっぽいというか、堅い感じがします。
量販店などで良く見るこのような商品のイメージが強かったのです。

きっと、ゴールドの金具を使ったら、日本で売れる可能性は下がると思います。
勝手な想像ですが、日本では、あまりこだわって作っていない商品で、ゴールドの金具が使われることはまずなく、「とりあえずシルバーにしておけば無難で安心」という考えがメーカー側にはあるのかもしれません。
とにかく私は、シルバーへの抵抗があり、カバン、ベルト、靴、時計、また結婚指輪まで、ゴールド系を多く集めていました。

しかし、最近シルバーに気持ちが傾いています。
シルバー色でも、こだわって作られた格好良い金具も沢山あるということに気づいたのです。
例えばこのカバン(通称ダレスバッグ)。

ダレスバッグ自体が、現代では便利とは言えないものなので、そもそも買おうという人はある程度こだわりが強い人だと思います。
そのためか、市場にある茶系のダレスバッグの多くは、ゴールドの金具が使われている印象です。

なのに珍しく、このダレスバッグはシルバーです。

シルバーの金具でも、角が角張っていると、サラリーマンっぽさが増しますが、この金具のように丸みを帯びていると、柔らかい印象です。
きっと、デザインした人があえて丸みを付けたのだと想像します。
他には、このベルトのバックル。

形からして明らかにこだわったバックルです。
革がグレーなのでシルバーの方が相性は良いと思いますが、金具の形が丸みを帯びているので、上述のダレスバッグ同様に、シルバーでもサラリーマンぽくなりません。
こちらは最近流行のウエスタンベルトです。

ウエスタンベルトは、ほぼ100%シルバーの金具ですね。
同じ形のバックルでゴールドだったら、派手すぎますもんね。
これらの例から考えると、シルバーの金具は、形が角張っているとサラリーマンっぽい印象が強いけど、丸みを帯びていたり、こだわった形ならば、お洒落に見えやすい、ということが言えると思います。
コーディネートにおける金属の色合わせ
メガネのフレーム、ブレザーのボタン、時計のケース、ベルトのバックル、靴のビット、カバンの金具と、コーディネートにおいて金属が登場する箇所は多々ありますが、色は揃える方が良いのでしょうか?
人によって考えが分かれると思います。
・色がずれていると統一感が無い。
・色を合わせると、頑張りすぎな感じが出て逆にダサい。
どちらも一理あります。
私なりの結論は、
・シルバーなら統一しても良いが、ゴールドは合わせすぎると、やりすぎ感が出る可能性がある。
・具体的には、ゴールドは2アイテムまでなら揃えた方が良い、3アイテム以上合わせる時は注意。
です。
なぜかと言うと、シルバーはゴールドよりも(少なくとも日本では)一般的だし、無彩色なので印象も弱く、全身の金具がシルバーだったとしても、統一されていることがそんなに目立たないと思います。
逆にゴールドだと、単品でも目立つのに、全身統一されていると、かなり目立ちます。
メタルフレームのメガネに、メタルボタンのネイビーブレザー、ウエスタンベルト、ビットローファー、金具付きのバッグ、指輪、時計、全ての金属がゴールドというコーディネートの人がいたら、ちょっと気持ち悪いですよね。
これは、全身の中で使われている金属が3アイテム以上の話です。
全身の中で、金属が使われているのが、2アイテムの場合、例えばズボンのベルトのバックルと時計のケースの場合、片方がシルバーで片方がゴールドだと、そのずれが気になりやすいと思います。
金属の素材
意外と見落としがちなのが、金属の素材です。
結論から言うと、ステンレスや真鍮などの無垢(芯までその素材)がベストです。
シルバーもゴールドも、無垢ではなく、地金の上にメッキをしてあるものがあります。
メッキは、不自然にキラキラするし、メッキが剥がれたときがみすぼらしいです。


出来るだけ、ステンレスや真鍮の無垢素材が理想だと思います。


ステンレスや真鍮ではなく、シルバー925や18金などの、高級素材の無垢であればその方が格好良いと思いますが、革製品の金具でそういった素材が使われることは中々ないですよね。
クロムハーツのシルバー925のベルトなど、買えるものなら買ってみたいです。。。

まとめ
黒革=シルバー、茶革=ゴールド、というルールはないが、傾向はある。
シルバーの金具は、形が角張っているとサラリーマンっぽくなりやすいので、丸みがある方がおすすめ。
金具の素材は、メッキを避けた方が良い。
以上です。
ご意見、ご指摘あればぜひ教えてください。
ありがとうございました。
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