こんにちは。ミスターリネンと申します。
チャールズ英国王のような、クラシックなスタイルに憧れ、クラシックを日々勉強中です。
残念ながら、私はクラシックのことをまだ何も分かっていません。知れば知るほど、無知を思い知らされます。
クラシックは、本を何冊か読めば理解できるようなものではなく、沢山の時間と経験とお金をかけて、何年もかけて理解できるのだろう、と思います。
ジャケパン=パッチポケット?
最近、竹内大途さんのAtlier BERUNというサロンに行き、ジャケパンをオーダーしました。
グレンチェック柄のツイードジャケットに、コーデュロイのトラウザーズです。
私は、にわかクラシック知識で、ジャケパンスタイルのジャケット=パッチポケット、と思い込んでいました。
ジャケットの外側に、ポケットをPatch(かぶせる、貼り付ける)したものをパッチポケットと呼びます。
それに対し、スーツ生地の内側にポケットが設置してあるのが、下の写真のようなものです。フラップと呼ばれる蓋は付かないこともあります。ポケットとは関係ないですが、一番下のボタンが留められてしまっていますね、、、
なぜ、ジャケパンスタイルのジャケット=パッチポケット、と思い込んで思っていたのかというと、インスタグラム等で、クラシックでおしゃれだと思う人たちを見ていると、パッチポケット率が高かったからです。
思い込みが強かったあまり、ジャケパンスタイルにパッチじゃないフラップポケット(上述)や玉縁ポケット(フラップポケットからフラップを取っ払ったもの)のジャケットを着ている人を見ると、「この人わかってないな」なんて思っていました。
大きな勘違い
一番わかってないのは自分自身だったという、みっともないことこの上ありません。
ジャケパンスタイルには、パッチポケットもアリ、そうじゃないポケットもアリだったのです。
竹内さんから大切なアドバイスをいただきました。
「パッチポケットじゃない方が良いですよ。今までの自分のスタイルに固執していると、着こなしは成長していかないですよ。」
私にとっては目から鱗の言葉でした。
オーダーの時、自分の好み通りに仕上げてもらうのも良いですが、信頼できるテーラーさんにお任せして作品を作ってもらうのが、私のように絶賛勉強中の人間には良いと感じました。
もちろん今回は、ノンパッチ(パッチではない)で、竹内さんにお任せで作ってもらうことにしました。
クラシックな正解は?
ところでクラシックなのはパッチ or ノンパッチどっち?
そこに答えはないようです。
どちらのスタイルも、クラシックには存在します。
クラシックという広いくくりの中で、国による違い、テーラーやブランドの考え方による違い、着る人の好み、体形、などによって、いろんな流派が存在していて、どれも正解と呼べるようです。
ただ、お尻丸だしの着丈の短いジャケットなどは、どんな流派であってもNGで、クラシックというくくりからは外れていると私は考えています。
ジャケパンはパッチポケットのみが正しい、など、分かりやすい一つの正解を提示してくれれば楽ですが、そうではないのがクラシックの難しいところです。
一つの正解がない以上、1冊の本にクラシックをまとめるのも困難です。
今の私は、クラシックな服が大好きな自信はあるけど、クラシックを知れば知るほど、クラシックのことを分かってないんだ、とつくづく感じます。
クラシックの基礎知識をつけ、いろんな流派を知り、実際に買って着て試してみて、自分なりのスタイル、好みを見つける。
目指すは、自分の着ている服を理解した上で、誰に突っ込まれても自信をもって答えられるようになること。私のように、人の真似事をしているうちはまだまだです。
このブログでは、私が学んだこと、これから学んでいくことを発信していくつもりです。
クラシックっていいなと思う人が少しでも増えてくれれば嬉しいですし、間違ったことを言っていたら、ぜひ教えていただけると助かります。
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