こんにちは。ミスターリネンと申します。
クラシック好きにとって、鹿の子素材(凸凹感のある素材)のポロシャツの定番と言えば、ラコステが文句なしのナンバーワンだと思います。
もちろん、質が良いのは当たり前ですが、正直、質だけの観点で言えば、ユニクロのポロシャツと大きな差は私には感じられません。
ボタンが天然の貝かプラスチックか、くらいは私でも分かりますが、着ていて着心地は両ブランドとも同様に抜群です。
最大の違いが、胸にいるワニさんの有無です。
馬でも羊でもサイでもなく、ワニだけがなぜ特別なんでしょうね。
ロゴをつけるだけで、ユニクロの5倍も6倍もの値段で売れるブランド、すごいですよね。
(否定的な言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、私はラコステのファンであり、良い意味で言っています。)
ラコステのポロシャツを愛用していますが、一つだけ私には悩みがあります。
それは、自分の腕が細いので、袖が余ってスカスカになってしまうことです。
スカスカの隙間を埋める、自宅で無料でできる対策を考えたので、同じく腕が細い人の参考になれば幸いです。
ポロシャツの袖はぴったりしている方が良い?
まず、半袖ポロシャツを着る際、袖と腕がピッタリしている方が良いというのが私の意見です。
ピッタリしていなくても、何一つ問題がない、どころか、機能的にはピッタリしていない方が締め付けが無く、快適かもしれません。
ですが、見た目の印象的に、ピッタリしている方が私には格好良く思えるのです。
ピッタリ目の方が良い理由を言語化するのが難しいです。
スーツの下に着るドレスシャツは、ピッタリしているより、ゆったり目の方がエレガントで格好良いと感じるけど、半袖ポロシャツになると真逆の意見を持っています。
スーツ=ドレス=エレガント
ポロシャツ=スポーツ=アクティブ
なので、ある程度体のシルエットが分かる方がアクティブ感が増して格好良いから、と言えるかもしれません。
いずれにしても、ポロシャツの袖の太さはあくまで好みの問題で、私はピッタリ目が格好良いと思います。
ラコステはリブの締め付けが弱い
半袖ポロシャツと言っても、ラコステのような鹿の子素材と、英国ブランド、ジョンスメドレーを代表とする、ニット素材のものに大きく分けられます。
ニット素材のものは、袖が腕にピッタリとフィットしているものが多いです。
ジョンスメドレーは、ピチピチではないけど、いい感じにフィットしています。
ニットなので、袖の先のリブという部分が、ゴムのように伸び縮みしてくれるからです。
ラコステだと、袖先が、ゴムのような伸び縮みはほぼしません。にもかかわらず、若干ゆとりのある太目のサイズで作られているのです。
既製品で袖を細く作ってしまうと、腕が太い人が着られなくなるので、ある程度太く作られるのは仕方ないことです。
サイズを小さくしては?
ラコステのポロシャツのサイズを選ぶ時、肩幅や着丈で選ぶことが多いと思いますが、ジャストサイズで選んでも、腕が太い人以外は、袖が結構余ると思います。
ならばサイズを小さくすれば良い、という考えもありますが、そうすると、ピチピチの小さいのを着ているだけに見え、イマイチ格好良く見えにくいです。
肩や着丈はジャストなサイズを着たいけど、腕だけもう少し細くならないか、と私は悩みました。
お直しに出すのは?
簡単な方法の1つが、お直し屋さんに持っていくこと。
ポロシャツ自体がそんなに複雑な作りでもないので、数千円で袖を細くしてくれます。
でも、ポロシャツ一枚に数千円かけられますか?
私はとても抵抗がありました。
なので、何とかセルフでどうにかする方法がないか、考えました。
自分で直す方法
ポロシャツの袖をよく見てみると、脇の部分で縫い合わせているのが分かります。
布と布を合わせて内側に折り込み、合わせ部分を縫って留めているのが分かります。
ということは、合わせ部分の幅を太くして、内側への折り込み部分を大きくすれば、袖の太さが細くなることになります。
一度縫い合わせをほどいて、布をカットして、再度縫うという方法もありますが、難易度が高いので、縫い合わせをほどくことなく、布もカットすることなく、内側への折り込みを大きくするだけ、という簡易的な方法です。
下手な絵で恐縮ですが、赤の部分が縫う箇所です。
どうせ内側に折り込む部分で、外からは見えないので、適当に縫い合わせていくだけです。
縫い合わせる部分の長さは、ポロシャツを着た状態で、どのくらい細くできるかを指でつまんで確かめ、目分量で覚えておきます。
次にポロシャツを脱ぎ、裏返して、先ほど目分量で覚えたくらいのところに糸を通して何往復もし、頑丈にします。
袖先から袖の付け根まで、全部縫う必要があるのかという問題があります。
結論だけ言うと、袖の先、リブ部分だけ縫って、袖の付け根~リブ部分まではノータッチです。
なぜなら、リブ以外の部分は、布をカットせずに縫うと見た目が汚くなるし、生地が重なってだぶつくし、ミシンが無いときれいに縫えないからです。
リブだけでなく、袖の付け根まで縫える方が理想ですが、セルフでそこまでやるのは、少なくとも私には無理です。
メリット、デメリット
セルフで直す方法をご紹介しましたが、大きなデメリットがあります。
それは、よく見たら他人からばれること。
腕を上げたとき、不自然にリブ部分だけキュッとなります。
縫い目は近くで見てもばれませんが、シルエットがやや不自然になります。
とはいえ、人の脇なんて誰も見ていないでしょうし、電車で吊革につかまるのを我慢すれば、ばれる機会は少ないはず。
それ以外は、デメリットは特にありません。
無料だし、簡単だし、布をカットしていないので、気が変わったら糸をほどけば元に戻ります。
私は、持っているラコステは、半袖に関してはすべてこの方法でお直ししました。
糸がほどける気配も皆無で、とても満足しています。
よろしければ、ぜひ試してみてください。
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