こんにちは。ミスターリネンと申します。
以前の記事で、ポケットチーフはそもそも挿すべきなのか、どういう格好の時に挿すべきなのか、について考えました。
今回は、ポケットチーフの挿し方についてです。
TVフォールド、スリーピークス、パフド、等の挿し方がありますよ、それぞれのやり方はこうですよ、という内容ではなく、
私がおすすめしたい、どんな場面でも、派手過ぎず地味すぎず、ちょうど良い塩梅になる挿し方をご紹介します。
ポケットチーフを自然に挿したい
ポケットチーフは、毎日挿し慣れている方以外にとっては、さらっと挿しこなすのが難しい存在だと思います。
どうしても、気合入れている感が出やすいです。
それでもポケットチーフは必要不可欠な存在です。ジャケパンスタイルの時はあっても無くても良いけど、スーツスタイルの時は、なるべく挿した方が良いと私は考えています。
では、どうやって挿せば、気合を入れている感なく、さらっと自然に挿せるのでしょうか。
TVフォールド、スリーピークス、パフド、代表的な挿し方の中では、TVフォールドが一番地味で、取り入れやすいと思います。
それ以外の挿し方は派手な印象が強く、その人自身が挿し慣れていないとパーティー感が出てしまいます。
でも、TVフォールドは、何だかお堅すぎて、ポケットチーフを含めた服全体を着こなしている感はあまりない気がします。
地味すぎもダメ、派手すぎもダメ、ちょうど良い塩梅の挿し方は無いのか、と考えました。
角ずらし
そこで私が考えた、と言うよりは、色んな人の着こなしを見て真似しようと思った挿し方があります。
基本の形はTVフォールドなのですが、ほんの少し味付けをするのです。
TVフォールドの基本のやり方だと、ポケットチーフを畳む時に、角と角をピッタリ合わせるので、畳み終えた後は真っ平な一面だけが見える形になります。
そうではなく、畳む時に角をずらせば、畳み終えた後は、ずれた分だけ段差ができ、立体感が生まれます。
具体的にどうやるかを解説します。
まず平らな面にポケットチーフを置き、半分に折ります。この時点で、角をずらします。
手前に来る布が、奥に来る布より下の位置になるようにします。逆にすると、奥の布がただ見えなくなるだけで、ずらした意味がありません。
次に半分に折る時も、同様に手前の布が奥の布の下に来るように折ります。
最後にもう一回折る時も同様です。
こうすることで、棚田のように、段差が何段かできます。
このままポケットに差し込めば完了ですが、差し込んだ後、右端の部分を軽く垂直方向に上に引っ張ってあげると、さらに味が付いてベターだと思います。
単なるTVフォールドと、角ずらしを施したTVフォールドとで比較すると、いかがでしょうか?
結構印象が違いませんか?
どちらが良い悪いは無く好みの問題ですが、私はちょっと角ずらしをした方が好きです。
普段のビジネスシーンでも、派手すぎる印象は全くないし、パーティーシーンでも使える、絶妙な塩梅の印象だと思っています。
以上です。ありがとうございました。
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