こんにちは。
ミスターリネンと申します。
履きこまれたデニムを、何らかの理由で裾上げした際、裾だけアタリ(色落ち)が出ておらず、のっぺりしてしまって嫌だな、ということ、ありませんか?
そんな場合に、裾だけアタリを加速させる方法を、今回はご紹介します。
結論としてはくだらないくらいに単純な話で、裾だけ沢山洗う、という方法です。
色落ちが進んだデニムを、途中で裾上げしようと決めた話(余談)
ご存じの方も多いと思いかもしれませんが、TCBジーンズという日本のデニムブランドがあります。
ヴィンテージのデニムを忠実に再現しており、クオリティの割には値段も抑えめで、素晴らしいブランドだと思っているのですが、そのブランドの中で20年代のデニムのレプリカデニムを購入しました。
裾を2重にロールアップして、新品の状態から7.8年履きこみました。
普通に2回折るのではなく、一度、15センチくらいの長―い折り目を作り、それをさらにまた半分に折る折り方です。

折り目の内側にタバコの吸い殻を入れるために考えられた折り方らしく、タバコを吸ったこともないくせにマネしてやっていました。
しかしロールアップが2重だと、どうしてもカジュアル感が強くなり、ジャケットスタイルには合わないと感じるようになり、裾上げしてしまおうと決意しました。


印象が大きく変わりましたが、カジュアル感が抑えられ、テーラードジャケットにも合うようになったと自分では思っています。
ストレートシルエットですが、裾幅が気持ち広めで、ややフレアっぽくも見えます。
今回のように、履きこんだデニムを、途中で裾上げすると、股やひざあたりにはしっかりアタリ(色落ち)が発生しているのに、裾だけつるつるで、明らかに途中から裾上げした感が出ます。

何度も何度も洗濯していけば、裾もちゃんとアタリが出てくれますが、毎日洗濯機に入れるのを繰り返していると、裾以外も全体的に色が落ちてしまいます。
何とかして裾だけアタリを出せないかと考えました。
裾上げ前のアタリの状態は、手前味噌ながら完璧な状態で、これと同じくらいになるのが目標です。

前提として、綺麗な斜めのアタリを出すには、洗いに入る前に、裾上げに関して条件があります。
チェーンステッチ、それも、ユニオンスペシャルという特別なミシンを使う必要があります。
他にもいくつかポイントがありますが、以下の記事にまとめています。
毎日、出来れば1日2、3回洗う
裾だけ早くアタリを出す方法として考えたのが、裾だけ洗うということ。当たり前ですね。
洗面台で、裾だけ水につけて、ぎゅっと絞って干す。

それだけです。
私はこの方法を使って、古着で買ったけど、レングスが長すぎて裾上げしたデニムの裾に、アタリを出すということを何度かやってきました。
過去には、洗いを3-5回ほど行えば、いい感じにアタリが出たのですが、今回のデニムは、デニム生地が原因なのか、裾上げの仕方の問題なのか分かりませんが、1週間毎日洗っても、変化があまりありません。

ちなみに全く同じ日に、全く同じお店で、同じミシンで裾上げしてもらったリーバイスのホワイトデニムがあるのですが、こちらは2回か3回目くらいでアタリが目立ち始めました。

1日1回ではスピードが遅すぎる、と思い、平日は朝出かける前に、夜は寝る前に、休日は天日干しですぐ乾くので、朝晩+昼にも行い、何十回も繰り返し、裾だけを洗い続けました。
水洗いだけでは生乾き臭がひどくなるので、3回に1回くらいは、稼働中の洗濯機の中に、チーズフォンデュのようにチョンとつけて、その後すすぎ洗いをすることで、匂いはしなくなります。

水洗いではなく、お湯洗いの方が、臭いを防ぐ意味でも、アタリを早く出す意味でもベターかもしれません。
3週間くらい続けました。合計で50回以上は洗ったと思います。
ようやく、アタリが目立ち始めました。


1回の所要時間は1分程度なので、苦ではないですが、面倒ではあるので、そろそろやめにしたいです。が、まだまだなので、あと50回は続けないといけなさそうです。
アタリが早く出るコツをご存じの方がいれば、ぜひ教えてください。
以上です。
ありがとうございました。
コメント