こんにちは。
ミスターリネンと申します。
往生際が悪く、11月に入った今でも、絶賛リネン中です。
最高気温が17度で北風もそこそこ吹いていた先日、こんな格好をしました。

DORSOでオーダーしたMARLING & EVANS の生地のサマーツイード(ウール50%、リネン50%)のジャケット
リネン100%のシャツ
リネンウールシルクのネクタイ
スペンスブライソンの分厚いリネンのスラックスです。
全く寒くありませんでした、と言いたいところですが、正直少し寒かったです。
原因は恐らくリネンシャツです。肌が透けるほどの薄手の生地なので、風が吹くと寒いです。

ですが、外気と素肌の間にシャツが1枚しかないのは、Vゾーンのネクタイが無い部分だけです。
それ以外は全身、それなりに分厚い布で覆われており、前ボタンを閉じれば寒くありません。
また電車に乗ったのですが、暖房が効いており、暑くてかなり汗をかきました。
仮にフランネルなどを着ていたら、びしょびしょになっていたかもしれません。
きっと理想は、この格好の上に防風目的で薄手のコートを羽織り、電車に乗る直前に脱いだりすることなのでしょうが、それも面倒ですよね。
私は、外で、特に朝晩は多少寒いのを我慢し、邪魔なコートはなるべく持ちたくないと考えます。
ジャケットのサマーツイード(ウール50%、リネン50%)という生地は、とても便利だと感じます。

(全てのサマーツイードが、ウール50%、リネン50%という混紡率ではないと思いますが。)
着られる季節が長いからです。
リネン100%で、スペンスブライソンのように分厚いリネンは、夏は暑くて着られません。
日本では、9月から10月にかけてがベストシーズンでしょうか。
11月以降で、10℃代前半になるような日にも、問題ないほど暖かいと思いますが、どうしてもシワ感が強く出て夏っぽさがあるので、季節感的には微妙かもしれません。
対してサマーツイードは、同じく夏は暑くて着られませんが、単純に生地の重さがスペンスブライソン380g、MARLING & EVANSのサマーツイードは290gと相対的に軽いので、比べたらサマーツイードの方が涼しいです。
9月10月がベストシーズンなのはスペンスブライソンと同じで、11月以降でも、見た目の季節感的に、まだいけると私は思います。
ウールが半分入っている分シワが出来にくいので夏っぽさが軽減される、と言う理由もありますが、サマー「ツイード」という名前の通り、起毛感があります。

起毛感のおかげで、起毛感のないウールリネンの生地よりは、秋冬でも使いやすくはなると思います。

私はリネンが好きなのでシャツもネクタイもスラックスもリネンを合わせましたが、シャツをコットンにし、スラックスはウールやコットンなどにすれば、さらに長く、12月でもいけると思います。
さすがに、サマーツイードのジャケットに、冬素材のフランネルのスラックスを合わせるのは、変でしょうか。


スラックスのフランネルも軽めの生地のものなので、そこまで変でもない気が私にはします。起毛感のおかげです。
また、色について私のジャケットは色が白系ですが、暗い色ならなおさら長く着られると思います。
ちなみに裏地については、私は総裏地にしましたが、夏寄りの秋に快適に着たいなら、背抜きの方がベターで、冬寄りの秋にも着たいなら、総裏地がベターでしょうか。

サマーツイードのジャケットを1着しか持ってないくせに、知り尽くしたかのように語って恐縮です。
私はリネンが大好きで秋冬でも着たい、と思いつつ、季節感の問題で秋冬はリネン100%の服は自信を持って着られないでいます。
リネンの機能は持ちながらも、季節感の問題を比較的解消してくれる、サマーツイードに大きな魅力を感じています。
今後もっと集めていきたいと思います。
以上です。
ありがとうございました。













コメント
いつもブログ楽しく見ております。
サマーツイード、自分も大好きです。
着られるシーズンの長さからついヘビロテしてしまうのですが、そうなると気になるのが汚れ問題ですよね。
当ブログに影響されてコットンやリネン100%の服は容赦なく洗濯機に突っ込んでしまえるようになったのですが、ウールの服はまだ二の足を踏んでしまいます…
Mr.Linenさんはこういったジャケットも洗濯機洗いされていらっしゃるのでしょうか?
ゆてさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
汚れは気になりますよね。
ウールはおっしゃる通り、ややリスク高だと思います。
私が試した限り、ウールの梳毛のジャケットを洗濯機で洗うと、カシミヤにも使える専用洗剤を使いましたが、何となくよれっとした気がします。
スチーマーでシワを綺麗に取り、太いハンガーにかけておけば、外に着ていけるくらいに気にならなくなりましたが、今後は控えようと思っています。
ちなみに、スラックスは梳毛系でもプレスが容易なので、上手くいきました。
またウールでも、ツイードのジャケットは上手くいきました。
なので私は、ウールの梳毛の上品系の生地のジャケットのみプロにお願いし、それ以外のアイテム(コットン、リネン、ツイード、コーデュロイ等)は自宅で水洗いするようにしています。
この記事でご紹介したサマーツイードのジャケットは、まだ洗ったことがありませんが、ツイードで生地が詰まっていない分早く乾燥しそうなのと、リネンが半分入っている分丈夫だと信じて、2年ほど着たら、もしくは気になる大きな汚れが出来たら、自宅で水洗いする予定です。
その際はまた記事にて報告しますね。