革アイテムのふちに、ハンドクリーム

お直し・ケア

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

靴、バッグ、ジャケット。

あらゆる革アイテムのふち部分は、革が折れ曲がっていて、他の部分と比べて、表面がピンと張られています。

ピンと張られているということは、テンションがかかって革が伸びているので、表面が割れたり、剥がれたりしやすいということです。

それに加えて、角に位置しているので、擦れやすく、表革なのに、革の内側の組織が出て来てスエードのようになってしまうことも多いです。

革ジャンの袖口。革が擦れて内側の繊維が見えてしまっている。

ご経験のある方も少なくないと思います。

これを避ける方法は、私の知る限りありません。

革用クリームを角のふち部分に入れてあげることで、しっとりはします。

しかし、革が折れ曲がっているので、いくらクリームを入れたところで、表面の割れやすさは変えられません。

クリームはあくまでクリームで、しっとりさせるだけで、表面のコーティングではないからです。

とはいえ、やらないよりはやった方がベターです。

クリームを入れてあげていれば、表面が剥がれるまでの寿命を多少伸ばすことができそうです。

カサカサになった革の角部分をしっとりさせてあげないと、革の組織がボロボロと剥がれ落ちていき、さらに内側までダメージが侵食していきそうです。

ふち部分にご注目ください。クリームを塗り続けているので、ギリギリ剥がれていませんが、今にも表面が剥がれそうな革。

革用のクリームを使うのがベストですが、道具を出すのもいちいち面倒だし、手で塗るとしても、手に付いたクリームを石鹸で洗い流すのも面倒です。

なので私は、ハンドクリームを手で塗っています。

ハンドクリームなら、その辺に置いてあるし、手を洗い流す必要がないから楽です。

革に塗るためにわざわざハンドクリームを手に取っても良いですが、手にハンドクリームを塗った時に、余ったクリームを拭き取る感覚で革アイテムの角部分をさわさわしてあげるのもおすすめです。

革アイテムは、靴、バッグ、レザージャケットに大きく分かれますが、靴は靴磨きの時に靴用クリームを塗れば良いので、ハンドクリーム使う必要がありません。

バッグとジャケットは、ハンドクリームがおすすめですが、手持ちのアイテムを並べて気合を入れて、全てのふち部分に塗るのは面倒ですよね。

革のバッグとジャケットを複数お持ちの場合は、出来ればみんなに均等にハンドクリームが届くように、順番に塗ってあげれば良いです。

前回何のレザーアイテムに塗ったかなんていちいち覚えてられないと思うので、気まぐれで、目に入ったものに塗るので良い気がします。

使うハンドクリームの種類ですが、どんなハンドクリームでも、人の肌には悪くない素材が使われているはずなので、牛や羊さんの革にも良い、はずです。

迷ったらニベアで良いと私は思います。

サラサラ系のハンドクリームもありますが、革アイテムには、ベトベト系の方が保湿効果は高い気がします。

私事ですが、潔癖気味な人間で、靴ひもを触ったら石鹸で手を洗わないと気が済まないような奴なのですが、日常生活でも、宅配の段ボールを触ったり、現金を触ったりした後など、しょっちゅう手を洗っています。

洗うたびに毎回手にハンドクリームを塗り、そのまま革アイテムに向かって直進していきます。

そのようにハンドクリームを革アイテムに「ついで塗り」するクセが付いたせいか、古着で元々ガサガサだったものを除き、どのアイテムも表面が剥がれることなく済んでいます。

もし良かったら試してみてください。

以上です。

ありがとうございました。

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