リネンシャツの最大の弱点

リネン

こんにちは。ミスターリネンと申します。

私がミスターリネンなどと名乗っているのは、ちゃんと理由があります。

あらゆる素材の中で、リネンが一番好きだからです。

服に関する知識も経験も、半人前ですが、リネンへの愛だけは誰にも負けません。

リネンの中でも特にリネンスーツが好きで、いつか、リネンスーツ専門店を開くのが夢です。

そういう人間なので、もちろんリネンシャツも大好きです。

リネンシャツのメリットについては、涼しい、天然の消臭機能、すぐ乾く、洗うと生地が強くなる、など多々ありますが、デメリットについてはあまり紹介されていないと思います。

なので、今回は、リネンシャツのデメリットを紹介します。

デメリット1:透け

リネンシャツのデメリットは大きく2つあると考えます。

透けシワです。

まずは透けについて。

どの素材のシャツでも、着たときに肌が透けるかどうかは、素材の厚さ次第です。

分厚ければ、リネンシャツだって肌は透けません。

でも、ジャケットの中に着るドレスシャツは基本薄めです。

そして、リネンシャツはコットン以上に薄めの生地で作られていることが多いです。

濃い色なら大丈夫ですが、白や水色になると、肌が透けて見えます。肌だけなら下品には見えないかもしれませんが、乳首が透けると嫌われます。

対策としては、インナーを着ることです。

ユニクロのエアリズムの、ベージュカラー、メッシュ素材を着れば、乳首の透けは防げます。

ユニクロさんHPより拝借

ただし、リネンシャツにインナーを着ると、いくらベージュでもインナーが透けて見えます。乳首が透けて見えるのと、どっちもどっちだと思います。

胸のあたり、Vネックが透けていますね。

インナー反対

インナーは一つの対策になり得ると思いますが、私はリネンシャツにインナーを着るのが苦手です。

なぜなら、せっかくのリネンの涼しさ、肌触りの良さ(肌にくっつかない)が半減してしまうからです。

エアリズムも確かに速乾かもしれませんが、天然素材であるリネンには大きく劣ります。

真夏にエアリズムとリネンシャツを着て、大汗をかいたことがある方。

エアリズムが中々乾かなくて不快な思いを感じられたことが無いでしょうか?

エアリズム一枚、もしくはリネンシャツ一枚ならば、比較的早く乾くのに、二枚重なると特に内側のインナーは乾きが悪くなります。

もちろん、エアリズム+コットンシャツよりは快適ですが、リネンシャツの良さを最大限感じるには、一枚で着るに限る!というのが私の意見です。

リネンシャツ一枚で過ごす快適さを味わってしまうと、元には戻れません。

上半身裸で外にいるのと変わらないレベルか、それ以上に快適です。

エアリズムを悪く言ってしまいましたが、真夏以外には私も愛用していて、素晴らしい商品だと思います。

真夏にリネンシャツを着る時だけは、素肌に直接着る方が良いという意見なだけです。

そもそも、リネンシャツにインナーを着ると、いくらベージュでもインナーが透けて見えます。乳首が透けて見えるのと、どっちもどっちだと思います。

透けの解決方法

素肌に直接着るのが良いと分かっても、透け問題が解決していませんね。

解決策は、2つ。ジャケットを着るか、胸ポケット付きのシャツを着るかです。

乳首にシールみたいなものを貼る、という方法もあるのかもしれませんが、私にその勇気はありません。

ジャケットを着る、については、真夏には地獄ですよね。

透けを隠すためにジャケットを着て暑い思いをするなら、エアリズムのわずかな不快感の方がマシに決まっています。

ジャケットを着ないといけない場面で仕方なく、というケースでのみ、有効な手段です。

もう一つが、胸ポケット付きのシャツを着ることです。

胸ポケットは、両胸についていなければなりません。片方だけ乳首を隠しても意味がないですからね。

オール or ナッシングです。

以下胸ポケットを無理やり取って大失敗した時の記事です。

「シャツの胸ポケットを取る時、これだけは気を付けてください」

ただし、胸ポケット付きとなると、シャツの印象がカジュアルになってしまいます。

ですが、そもそもシャツ一枚になる時点でカジュアルですし、真夏の服装はシンプルになりがちなので、胸ポケットくらいのアクセントは良い働きをしてくれることがあります。

色や柄によりますが、薄めの色の無地で、シルエットも太すぎなければ、日本ではビジネスで着ても許容範囲内だと思います。

それに、ジャケットを羽織ってしまえば、胸ポケットの存在が隠せます。

普段はシャツ一枚、お客さんが来た時だけジャケットを羽織る、といったような作戦が取れます。

濃い色はカジュアル専門ですね
ちなみに2枚の写真全てリネン100%のシャツです

デメリット2:シワ

リネンシャツのデメリットその2。

シワです。

リネンはシワができやすいのは当たり前のことで、唯一シワが許される素材、というか、シワが出来ても美しいと捉えられるのが、リネンです。

私はリネンのシワが大好きです。

それでもなぜシワをデメリットと言ったのが、理由があります。

リネンのシワが美しくなる条件は、ある程度以上生地が分厚いことだと思います。

分厚いリネンスーツに出来たシワは、大振りで、とてもエレガントだと思いますが、いかがでしょうか?

それに対し、薄いリネン生地に出来るシワは、細かくて、くしゃくしゃ、という印象でエレガントに見えにくいです。

リネンシャツを一枚で着る時、アイロン掛けした状態で着て、ちょっと座ったり肘を曲げたりしたくらいでできるシワならエレガントですが、腕を組んだり、ズボンにタックインして再度出したりしたら、シワシワになってしまいます。

最悪なのが、ジャケットを着て脱いだ後。

写真の二の腕と肘部分を見てください。

肘のあたりの横向きのシワは、人体の動きにあった自然なシワなので問題ないですが、二の腕あたりの縦のシワは、私にはエレガントには見えません。

シワ対策

上述したシワ問題については、対策は正直ありません。

私の写真のシャツは、自分の腕に対してシャツの腕部分が太めなので縦のシワも出来やすく、もう少し細身のデザインならシワも少なかったかもしれません。

リネンシャツを着たときは、ジャケットを着ないか、着ても脱がない、という対策くらいしか思いつきません。

まとめ

リネンシャツの数少ないデメリットを、好きな人の悪口を言う気持ちで、心苦しくも紹介しました。

透けについては胸ポケットで解決、シワについては、ジャケットを着ない、という手段しかありません。

白い薄いリネンシャツを着て、堂々と乳首を出せる勇気をつける、というのが最強の解決策かもしれません。

いつかそんなオヤジになりたいものです。

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