こんにちは。ミスターリネンと申します。
ようやく寒くなってきたかと思いきや(11月半ばに書いています)、20度を超える日もあり、秋が無いまま冬になってしまいそうですね。
ミスターリネンはいまだにリネンスーツを着ていますが、ヘビーリネンであればちょうど良い気温だと感じます。
チャリ通勤なのですが、手だけは寒いので、レザーの手袋をしています。
リネンを着てレザーの手袋をするという、季節感がちぐはぐなへんてこりんスタイルです。
私の服装事情はどうでも良いですが、
今回は、私が買ってとても満足しているレザー手袋の紹介をさせてください。
手袋はレザー一択?
手袋の素材は、レザー、ウール、ツイード、ナイロン等様々ですが、街で使うのに一番格好良いのはやっぱりレザーですよね。
レザーの中でも、何の動物の革を使うのか、また表革(スムースレザー)なのか裏革(スエード)なのかによって、いくつかに分かれます。
私は持っていませんが、デンツという英国ブランドの、猪豚ペッカリーの革を用いた手袋が、最高峰と言われているみたいです。
2024年11月時点では、11-15万円でした。(裏地の種類によって)
さすがに高すぎますね。。。
ペッカリ―以外の革で市場に存在する手袋の革を調べてみると、羊の革が多いようです。
恐らく羊の革は柔らかいので、細かい動きを求められる手袋にはふさわしいのだと思います。
CARIDEIというブランド
私は、デンツへの憧れはありますが、手袋にそこまでお金は掛けられず、もっと安く、でも質は良いレザーの手袋を探しました。
予算は3万円くらい。安ければ安い方がもちろん嬉しい。
本革の手袋でも、1万円くらいのものもありましたが、さすがに安っぽく感じます。
見た目、触った感じと値段を見て、最も良いと思ったのが、
CARIDEIというイタリアナポリのブランドです。
18,000~20,000円くらいで買えて、シンプルで格好良く、作りもレザーの質も申し分ないと私は感じました。
ごくシンプルなものから、2色使いのもの、タッチパネル対応のものなど、いくつか種類があります。
BEAMSなら試着可能
オンラインでも買えますが、手袋は試着が必須だと思います。
なぜなら、手袋ははめられる範囲できつければきついほど格好良いと思うからです。
また、同じサイズ表記でも、個体差が結構あります。私は実際に、既に持っているのと同じサイズの別商品を、オンラインで買ったところ、小さすぎて失敗したことがあります。
BEAMSさんなら、在庫があれば試着可能です。店舗によっては取り扱い自体無いところもあるので、事前に問い合わせると良いと思います。
店員さんに聞いたところ、サイズによって異なるのは横幅(周囲幅)だけで、縦の長さは共通とのことでした。
指があまりに長い人には向いていないかもしれません。
私物紹介
私が買ったのは、この2つです。
オリーブグリーンとバーガンディーです。
ごくシンプルなデザインで、手の甲に3本のラインが入っているのが、地味過ぎなくてお気に入りです。
このラインは、生の手の血管をイメージしたデザインだそうです。CARIDEIに限らず一般的なデザインです。
前章で、手袋はきついほど良いと思う、と述べましたが、手袋をはめても、生の手に近い見た目になる方が格好良いと考えられているから、血管をイメージした線を入れたのだと勝手に推測しています。
バーガンディーの方はタッチパネル非対応、オリーブグリーンの方はタッチパネル対応です。
タッチパネル対応であるオリーブグリーンの方は、手のひら部分の革が、手の甲側の革と比べて、色が若干薄いし、革質も甲とひらで異なり、ひらの方だけややチープな印象があります。
タッチパネル用のシート的なものを中に挟む必要があるからなのかもしれませんが、全体を同じ革にしてほしかったです。
バーガンディの方はそんなことはなく、全体が同じ革で、革質も良く感じます。ちなみに両色とも同サイズですが、バーガンディの方がジャストサイズで、オリーブグリーンの方はやや小さいです。個体差(モデル差?)がある証拠です。
タッチパネルの反応も十分良いので機能的には良いのですが、やや残念ではあります。
裏地の素材
手袋は、外側は革ですが、裏地の素材は様々あります。
裏地無しもあり、それだと最も薄く、手袋をはめたままでも、より生の手に近い感触で物を触ることができます。が寒いです。
裏地ありだと、素材はシルク、ウール、カシミヤなどがありますが、シルクは薄いけど暖かくない、ウール、カシミヤは暖かいけどやや厚みが出ます。
現在BEAMSさんで取り扱いがあるものは、どれもウールのようです。
選択肢が無い以上、迷いようがないですが、選択肢があるなら、秋は薄めの裏地、真冬はウールやカシミヤ、としても良いかもですね。
やはり手にピッタリあった、きついサイズの方が格好は良いので、薄いもので足りるなら、薄い方が良いと思います。
色
色については、靴やカバンの色に合わせるか否か論争はありますが、個人的には、ちょっと遊びを入れたいと思っています。
特に真っ黒のレザー手袋は、お堅い雰囲気が出すぎてしまうので、付ける機会が少ないです。殺し屋っぽくもなりやすいです。
今販売されているカラーを見ても、そんなに派手な色はありませんでしたが、グリーンも素敵だし、特にベージュは良いと思いました。
私はベージュを追加購入しようか検討中です。
まとめ
革靴でも時計でも、憧れの高級品はあるけど、今は手が出せないから、似たようなデザインの比較的安価なブランドのものをとりあえず買おう。
でも、やっぱり憧れが消えず、結局憧れのものを買って、言い方は悪いですが踏み台にした安いブランドのものは使わなくなってしまう。
という経験がある方も少なくないと推測します。
2万円以下と、コスパの良いCARIDEIですが、踏み台になるような商品ではないと思います。
私は購入して4.5年経ちますが、十分満足していて、やっぱりデンツが欲しい、という気にはなりません。
最高級を求める方は、デンツの方が良いと思いますが、私はCARIDEIを心からおすすめしたいと思います。
余談ですが、私が勝手に師匠としている故落合正勝氏は、ネクタイを結ぶとき、専用の極薄レザー手袋をはめていたそうです。
爪やささくれでネクタイを引っかけてしまわないように、らしいです。
さすがすぎます。
でも、確かに引っかかること、ありますよね。マネしたいです。
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