柄物ジャケット、インナーの色選び

コーディネート

こんにちは。

ミスターリネンと申します。

色が複数使われている柄物のツイージャケットのインナーに何を着るか、今回は考えてみます。

色を拾うのが基本

柄物カラフルジャケットのインナーの色を考えるアプローチとして、間違いが無いのは、ジャケットに使われている色を拾う、という方法だと思います。

今回使うジャケットはこちらで、ベージュをベースに、ダークブラウンとグリーンの線が入っている色使いです。

つまり、ベージュ、ダークブラウン、グリーン、ならどれを使っても違和感は無いはずです。

私はグリーンのニットを選択しました。

私の感覚では、好相性だと思っています。

ちなみに同じジャケットで別のコーディネートでは、ベージュのシャツにダークブラウンのネクタイという合わせもやりましたが、こちらも色は合っている、と思いたいです。

ニットなら、グリーン以外でもダークブラウン、ベージュも合うと思います。

ダークブラウン
ベージュ

色を拾わない方法

今度は、ジャケットの色を拾わないパターン。

ニットとしては無難な色である、黒、ネイビー、グレー辺りはどうでしょう。

ネイビー
グレー(チャコール)

私としては、イマイチだと思います。

何故でしょう。

襟のあるハイゲージニットの上品さに、さらにクールな色による上品さが加わり、

ジャケットのカントリーな雰囲気に対して、インナーがクール(都会的)すぎてしまうから合わないのでしょうか。

ブルーグレーのニットも合わせてみました。

ジャケットとニットの相性自体はイマイチかもしれませんが、全体として外れ過ぎてはいない気がします。

サックスブルーのシャツが何にでもそれなりに合うのと近い感覚で、薄いブルー系のインナーなので、外しはしなかったのかもしれません。

もしくは、下に履いているデニムとニットが両方ともブルー系で合っているので、以下写真のような全身デニムアイテムのインナーにしたのと似たような雰囲気になるため、悪くは無いということかもしれません。

まとめると、セオリー通り、ジャケットの色から拾う、という方法が無難だと私は考えます。

今回のジャケットは、色が3色くらいしか使われていませんが、ツイードジャケットはもっと多くの色が使われていることがありますよね。

赤、ネイビー、水色、グレー、ブラウン、最低でも5色は使われています。

そういう場合は、インナーに合わせられる色も増えるので、カラフルであればあるほど汎用性が上がるという現象が起きるのが、柄物ジャケットの面白さ、良さですね。

ズボンや靴も重要

ジャケットとインナーの相性は重要ですが、その他のアイテムのとの相性も忘れてはいけません。

同じインナーを着ていても、ズボンと靴によって合う合わないは変わってくる場合があります。

例えば、私はグリーンのニットに、ズボンはベージュ(もしくはゴールデンブラウン?)の太畝コーデュロイ、靴はダークブラウンスエードを合わせてみましたが、

仮にニットだけダークブラウンに替えてみるとどうでしょうか。

着用写真が無くて恐縮ですが、想像でイメージしていただけると幸いです。

おかしいことは全くないと思いますが、全体的に茶色感、おじいちゃん感が強すぎてしまう気がします。

靴もダークブラウンで、かつマットなスエードなので、都会的な要素が一切ありません。

そこでやや明るめのグリーンをインナーに入れることで、多少はジジ臭さが軽減されていると思っています。

もしくは、ズボンはこのままでインナーをダークブラウンのニットに変えるなら、靴は表革にしてやや艶感を取り入れる方が良いと思います。

例えばこのようなブーツ。

ズボンがコーデュロイではなく、フランネルであれば、ニットはグリーンでもブラウンでもベージュでも問題ないと思います。

ミディアムグレーのフランネルズボン。ニットはグリーンかベージュが合いそう。
ライトベージュのフランネルズボン。ニットはグリーンかダークブラウンが合いそう。

最後に

今回のコーディネートの、ジャケットとズボンは、アトリエベルンさんでオーダーしたものです。

ジャケットもズボンも、オーダーの際の初めましての短時間の中で、私のことを見て、似合う生地だと判断して持ってきてくれました。

このジャケットに合わせるズボンを、選択肢無しの中から自分の頭でひねり出してみろ、と言われたら、この色のコーデュロイは自分では選べなかったと思います。

自分なら、上で紹介したフランネルか、ブルーデニムしか思いつきませんでした。

私が言うのも何様だという感じですが、オーナ竹内さんのさすがのスタイリング力だと思います。

ちなみに、靴下ですが、ブリティッシュカントリーオヤジを意識して、似たような色のアーガイルをチョイスしました。

以上です。

ありがとうございました。

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