こんにちは。
ミスターリネンと申します。
新しく革靴を買いました。
ここ一か月で、ブラックスエードの紐無し靴を2足買ってしまいましたが、今度は真逆?のブラウン表革の紐靴です。

興奮冷めやらぬうちに、自慢させてください。
人生初エドワードグリーン
私にとって、初のエドワードグリーンです。
今年は、もう一つの憧れだったジョンロブデビューも果たしましたが、いずれも中古で買っているにすぎません。
新品で買える日は来るのでしょうか。
買ったのは、パンチドキャップトゥと呼ばれるタイプ。

つま先のキャップ部分に、パンチング(穴飾り)が施されています。
通常パンチドキャップトゥと言えば、以下写真のようなデザインですが、何かが違います。

ちなみに、上の写真がエドワードグリーンの通常のパンチドキャップトゥで、BERKLEY(バークレー)というモデルです。
違いは、羽根とアッパーが一枚革になっていて、ホールカットとパンチドキャップトゥの中間のようなデザインです。



デザインで遊んでいるという印象は無いけれど、良く見ると普通じゃないデザインに魅力を感じました。
スワンネック
デザインの特徴として他に、スワンネックがあります。

サイドに見える曲線のステッチが、白鳥の首のように見えることから名づけられたそうです。
エドワードグリーンと言えばスワンネック、と言うくらい、特徴的なデザインになっています。(エドワードグリーンの専売特許ではないはず)
エドワードグリーンのストレートチップの代表モデル、チェルシーも、スワンネックになっています。

スワンネックの部分は、良く見るとダブルステッチになっており、綺麗に平行にステッチが走っています。

エドワードグリーンに憧れている私は、いつかこのスワンネックを手にしたい、と思っていました。
ようやくその夢が叶い、幸せでいっぱいです。
ラスト
この靴は、どうやらどこかのショップの別注モデルらしいです。
刻印が消えかけていて良く見えませんが、SHOES&SHIRTS、HOLLANDというのは見えるので、オランダの紳士服のショップでしょうか。

木型(ラスト)は606と記載があります。

履いてみた印象は、つま先がやや狭く、甲は高く、かかとは小さめ。

私の足には、残念ながらベストマッチではありませんでした。
全長の長さは合っており、かかとの内側にはスエードが貼られているし、かかとの大きさも日本ブランドくらいに小さく感じ、歩行時にかかとはしっかり付いてきます。
が、小指が履き始めからややきつく、一日履いたらきっと痛くなります。
甲は余っているので、シュータンを貼ろうかと思っています。
革質
この靴の最大の魅力は、革質だと思います。
以下の写真は、一切ケアをしていない状態ですが、キメが細かく、自然な鈍いツヤが出ています。

古い靴に良くあるひび割れも一切なく、触ってももちもちとしています。
作られた年代は不明ですが、恐らく2000年以前、ヴィンテージと呼べるくらい古いものだと思います。
スエードは除き、表革で私が持っている中で革質がベストだと思う革靴は、旧旧ロゴと呼ばれる古い時代のJMウエストンのローファーですが、それ以上の革質のような気がします。

磨いてみると、こんな感じです。

リムーバーで汚れを落とし、普通のクリームを塗っただけでも、かなり美しくなりました。
アッパーだけでなく、底材の革もきっと良い革を使っています。

良い革のソールは、小石がめり込みにくい、と聞いたことがありますが、確かにめり込みは少ない印象です。
が、残念ながら私はラバーを貼ってしまいました。
色
色も特徴的です。
バーントパインという名前の色で、文字通り解釈するなら、燃えた木、です。

確かにそんな感じの色です。
ライトブラウンでもない、ダークブラウンでもない、中間くらいです。
合わせとして最初に思いついたのは、ベージュのスーツです。
しっかりとタイドアップしたベージュスーツにこれを履いたら、最高に格好良さそうです。
ネイビーやグレーのスーツでも、濃すぎない色なら相性は悪くなさそうです。
ジャケパンスタイルにも合うと思います。
ただ、デニムには、靴がエレガントすぎてイマイチ合わなそうです。
最後に
「でき得る限りの上質を求める」というのがエドワードグリーンの信念らしいです。
靴の作り自体が、他のブランドと比べて特別良いかどうかは、私には正直分かりません。
が、革質の良さは私にも十分感じることが出来ました。
憧れのスワンネック、最高な革、エドワードグリーンの靴を履いてるんだというミーハー的思考、それらが相まって、履くだけで幸せになれる靴です。
以上です。
最後までありがとうございました。
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