こんにちは。
ミスターリネンと申します。
革靴好きの皆さま、シューツリー選びはどうされていますでしょうか?
お金のことを気にしないので良ければ、全ての靴で、ブランド純正のシューツリーを使うのがベストに決まっています。
少なくとも私には無理な話で、これまで社外品で安く買えるものを買ってきました。
しかし社外品シューツリーは、安かろう悪かろうの品も少なくなく、完全に満足できるものには、今まで出会ったことがありませんでした。
それがようやく、私の中ではベストなシューツリーを見つけたので、ご紹介します。
シューツリー選びの要素
社外品のシューツリーを買う場合、選ぶポイントがいくつかあると思います。
・形
・仕上げ(表面にニスのようなものを塗っているか否か)
・かかと部分(金具の有無、かかとがしっかり丸みをおびているか)
・値段
人によって重視するポイントは異なると思いますが、私が考える良い社外品シューツリーの条件は、以下です。
形:横幅、高さ共にある程度あり、革のシワを十分に伸ばしてくれる



仕上げ:ニスなどは塗っておらず、木のまんまの方が、吸湿性に優れるからベター

持ち手:金具はねじが緩んで外れることがあるから、木を削ってあるだけが良い。

かかと部分の面積が小さいものも、1点にテンションが集中してしまうので良くない。

値段:高ければ高い方が作りは良いが、個人的には高くても5000円以内が良い。
かかとが大きいものばかり!
Amazonなどでも簡単に見つかるのが、このタイプです。

形は横幅も高さもあり悪くなく、木の仕上げも、ニスが塗っておらず良さそうです。
金具の有無は、私は無い方が好きですが、簡単に外れるものでもないので、大きな問題ではありません。
ですが、最大の問題が、かかとが大きすぎるのです。

シューツリーのかかとが大きいと、靴のかかとが広がってしまい、履いた時に、かかとがスポスポ抜けてしまう気がします。
実際は、靴のかかとが広がるほど大きいわけではないと思いますが、シューツリーを靴に入れたとき、かかとが小さい(細い)ツリーだと、靴のかかとがしゅっと尖ります。
かかとが大きいシューツリーとかかとが小さいシューツリーを入れてみると、違いが分かりやすいです。


かかとが小さいシューツリーを普段から入れて型作りしていた方が、靴を履いた時、日本人の小さいかかとに、より靴がフィットしてくれる気がします。
上の写真のJMウエストンの純正シューツリーや、社外品でも比較的高級な部類に入る、Sarto Recamier(サルトレカミエ)のもの、その他高級靴の純正シューツリーは、かかとが比較的小さめが多いと思います。


かかとを小さく作ること自体は、木を削る分量を増やすだけなので難しいことではないと思うのですが、なぜ多くの社外品シューツリーはそれをしないのでしょうか。
細すぎるかかとのシューツリーは、かかとにテンションが強くかかるイメージが強く、大きめの方が良いと考えているからでしょうか。
それとも日本人以外には大きいかかとのほうが売れるからでしょうか。
出会ったベストなシューツリー
最近、私の中でベストと言えるシューツリーに出会えました。
それがこちらです。

横幅は広くも甲も高く、仕上げはうっすらニスを塗ってあるのかな程度、持ち手は木の削り出しで金具外れの心配もない。
さらに、真ん中や小指部分に穴が開いているので通気性もバッチリ。
そして、このかかとの細さです。


細いと言っても、靴にダメージがある細さではなく、高級シューツリーと似た形です。
それが、Amazonで普通に買えて、何と2980円です。商品リンクはこちら。
以下写真を抜粋します。
上の写真でも言及がありますが、かかとの細さだけでなく、高さもポイントです。
glossychoeというブランド名を、glissychoeと自ら間違えているのもなんだかゆるくてほっこりします。。。
実際に靴に入れてみます。
それまで他の社外品ツリーを入れていて、丸く不細工になってしまっていたかかとも、この通り綺麗になりました。


同じ靴で二種類のツリーを比較するとこうです。


明らかに良いのが分かりませんか?
ちなみにサイズは、40.41.42の3サイズ展開です。
私は、UK7ハーフ、JMウエストンは7Cを履いていますが、このシューツリーは41でジャストでした。
これ以上コスパの良いシューツリーがあるでしょうか。
もったいないですが、手持ちのシューツリー、全てこれに買い替えようか、迷っています。
以上です。
ありがとうございました。
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