こんにちは。
ミスターリネンと申します。
服に限らず何かを買う時、迷うこと、ありますよね。
「欲しいけど高いな、このお金を旅行に回せば、良い思い出が作れるし、人生において本当に重要なのは、モノではなく経験ではないか」という正論が頭をよぎったりもしませんか。
買い物において迷った際、本当に自分は欲しいのかを知るために、こんな方法はいかがでしょうか、というのを今回はご紹介します。
こういうと、自分は買い物のプロです、と言っているかのように聞こえてしまうかもしれませんが、いつも買い物の時はうじうじ悩み、数百円でも安く買えないかを模索するようなケチ人間です。
お読みいただいた方で、何か他に良い方法があれば、ぜひ教えていただければ幸いです。
目次
そもそも買っていない時点で、本当は欲しくない
本当に心から欲しいものであれば、誰が何と言おうと、値段がいくらであろうと、買いますよね。
まだ買っていない時点で、死ぬほど欲しいわけではないということです。
絶対に落としたい異性がいる時、デート代がいくらかかろうが、無理してでも払いますよね。
とはいえ、値段がいくらであっても欲しいくらい刺さるものなんて、滅多にありません。
モノを欲しい度合いを順に並べてみると、
①いくらだろうが欲しいもの
②転売価格で定価以上になっても欲しいもの
③定価でも買いたいもの
④セールになれば買おうかなというもの
⑤タダでもらえるなら欲しいかなというもの
という段階があると思います。
方法①仮に値段がもっと高くても欲しいかを想像する
トップクラスに欲しいものでも、ある程度以上高額なものになると、秒でカードを切ることは簡単ではありません。
ましてやローンを組むような場合は、しっかりと検討が必要です。
そういう場合、仮に価格がもう少し上だったら買うかどうか、と自分に問うてみると良いかもしれません。
プラス5万なら全然買う、とか、倍になっても買う、など、段階はありますが、高くても買おうと思えるなら、前章で見た、「①いくらだろうが欲しいもの」か「②転売価格で定価以上になっても欲しいもの」のレベルに属し、間違いなく買いです。
方法②買い逃したらどう感じるかを想像する
次の方法が、その商品を買い逃したら、自分がどう感じるかを想像する方法です。
私の経験談をお話させてください。
過去に、フランクミュラーの初期のプラチナ製の時計に惚れ、でも迷っている間に売れてしまい、とても後悔した経験があります。今でも思い出すと悔しいです。。。

最近、ヴァシュロン・コンスタンタンのヴィンテージ時計を意を決して購入したのですが、実はこんなエピソードがありました。
最初に店舗に行き試着した際は、死ぬほど欲しい!とは感じず、購入を見送りました。
それから数日迷って、買おうと決めてからお店に行ったら、「他のお客さんが取り置きをしてしまっていて、多分その人が買うことになりそうです。万が一キャンセルとなったらご連絡します。」と言われました。
その時に、フランクミュラーの時と同じ思いをし、ものすごく後悔しました。
諦めかけていた時に、お店から、「キャンセルになったので購入可能です」と連絡が来て、これは買うべきだと決心しました。
私のケースは特殊で、買えなかった後悔を疑似体験出来たため、購入の決心がついたのですが、通常の場合は、あくまで買えなかった後悔を想像するしかありません。
買えなかった後悔を想像してみて、「この商品には縁が無かったんだな」と諦めが付くようであれば、買うべきではないかもしれません。
もし、強い後悔を感じそうだと思ったら、自分の中の欲しいレベルはかなり高そうです。
迷ったら、二つとも買え!
よく言われることですが、古着やヴィンテージ時計は一点モノで、買い逃したら同じものは二度と手に入らないケースが多いです。
私は買い逃して一年以上経ったもののことをふと思い出いし、悔しい気持ちが再燃することがしばしばあります。
「買った後悔は忘れるけど、買わなかった後悔は忘れられない」というのは名言ですね。
私の好きな本で、島地勝彦氏の書かれた「迷ったら、二つとも買え!」という本があります。

抜粋ですが、以下のような項目があります。
・お金と鼻クソは貯め込むなかれ
・使ったお金を後悔するな
・借金をしてでも、気前よく振る舞え
・無駄遣いは自分の身を磨く
・金を使うヤツは「いい顔」になる
・妻に財布を握られることなかれ
・人生はそのものがギャンブルだ
・まずは本を読め
・貯金は免疫力を低下させる
マネできるかはさておき、こういう考え方は格好良いなと私は思います。
最後に:物欲について
物欲は奥が深く、ストレス解消のためにお金を使いたい、他人に見栄を張りたいからあるモノを持ちたい、というあまり良くない性質の物欲もあれば、
そのモノを見ているだけで幸せになれるから、誰に見せるでもなく欲しい、という、比較的健康的な性質の物欲もあります。
あるユーチューバーが、「30歳を超えると物欲が減って来るが、若いころの見栄張りたい欲が落ち着き、モノなんかより自身の中身が大事だと理解してくるためだ」的なことを言っていました。
社会的成功者と呼ばれる人で、服はユニクロしか着ないとか、ミニマリスト的な人は一定数いますよね。
物欲がゼロになれば人生は生きやすくなるのかもしれませんが、少なくとも今の私には、そんな境地には死ぬまで達する気がしません。
きっと服好きの皆さんも同じではないでしょうか。
沢山買い物をして、自己満足に浸り、素敵な服バカライフを楽しんでいきましょう。
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