こんにちは。
ミスターリネンと申します。
クラシック好き、特に英国好きの方に人気が高いCORDINGS、コーディングスというブランド。
ツイード、フランネル、モールスキン、アイリッシュリネンなど、丈夫でガシガシ着られる英国生地を使って服作りを行っているようですが、中でも特に人気なのが、コーデュロイのアイテムです。

品質の高いコーデュロイと言えばで名前が挙がる、英国の名門Brisbane Moss社のコーデュロイを使っているようです。
バブアーのジャケットの襟などにも、同社のコーデュロイが使われていると言われています。
CORDINGSのコーデュロイのアイテムは、ジャケットもありますが、スラックスが代表です。
実際に履いてみて分かったこと、良い点も悪い点も、ご紹介したいと思います。
ちなみに私が購入したのは、ベルトループあり、タック無し、色は濃い目のグレー、サイズ30です。

目次
良い点
生地の良さ
Brisbane Mossのコーデュロイといえば、太畝です。

そして17オンス、520gの重厚感のある生地で、高級感があります。
毛の向きによって光沢感もあり、コーデュロイなのに、野暮ったい印象は全くなく、上品にさえ見えます。
シルエットが保たれる
生地が分厚いので、スラックスがクシャっとなりにくく、綺麗なシルエットを保ってくれます。

リネンと同じで、生地が薄いとシワも細かくなり、エレガントではなくなってしまいますが、生地が分厚い為シワも貧相に見えません。というより、分厚いとシワが出来にくいです。

丈が長すぎると裾付近がだぶついてしまいますが、ノークッション~ハーフクッションくらいに裾を上げれば、綺麗な形が出ます。
中庸な太さ(シルエット)
いくつかの販売店が、「流行に左右されないスタンダードなシルエット」と紹介しています。
確かに、シルエットは太くも細くもなく、股上も深くも浅くもなく、裾幅も太くも細くもないです。


サイズガイドは以下の通りです。

シルエットが中庸なので、合わせる服や靴を限定しません。
シャツにジャケットを合わせてジャケパンスタイルにも出来るし、ニットやスウェットを合わせることもできます。
ちなみにアトリエベルンさんで仕立ててもらった、似たようなコーデュロイ生地のスラックスがあるのですが、こちらの方がやや太めで、裾幅はCORDINGSより2センチ太い、22センチです。



個人的には、CORDINGSのものも裾幅がもう少しだけ太くても良かったかな、という気はしますが、細すぎるわけではないので、文句はありません。
お直しでもう少し太くも出来るので、将来的に裾幅を少し出すかもしれません。
色展開の豊富さ
全部で9色の展開があります。

どれも普段使いしやすい色で、ブルーなど比較的派手目な色でも、生地の上品さと中庸なシルエットから、使いにくいことは全くなさそうです。

残念な点
残念というと言い方が良くないですが、私が気になった点をご紹介させてください。
股上が浅い
良い点の章で、「股上も深くも浅くもなく」とは書きましたが、デニムやチノパンと比較すれば平均的な股上であるけれど、クラシックなスーツのスラックスを基準にすれば、浅い方に分類されると思います。
サイズ30、ウエスト78センチのもので、股上が26-27センチです。
クラシックなスーツの場合は、30センチ前後であることが多いので、3.4センチ浅いことになります。
実際に履いてみると、スラックスの一番上の部分が、おへそまで1.2センチ届かないくらいです。
クラシックなスーツの場合は、おへそが隠れるくらいの股上であることが多いので、数センチ足の長さが短く見える、とも言えるかもしれません。


サスペンダーボタンも付いているのですが、股上が浅いズボンをサスペンダーで吊るすのは個人的に違和感があり、私はベルトしか使わない予定です。

残念だった点は股上の浅さだけで、他は私としてはほぼ完璧だと思います。
内側の作りも高級感があります。股部分に当て布があるのもありがたいです。

そのほかの細かい特徴
そのほかに、私が気がついた点をご紹介します。
ボタンフライ
前開き部分が、ジッパーではなくボタンフライです。

単純に面倒くさくはありますが、見た目は格好良いですね。
サイドアジャスターがボタン仕様
ベルトループがついておらず、サイドアジャスターのタイプも存在します。
その場合、サイドアジャスターが尾錠タイプではなく、ボタンのタイプ(が日本で展開されているモデルではメイン)です。

見た目的には尾錠タイプの方が格好良いと思いますが、分厚い起毛した生地の場合、尾錠を付けても生地がスライドせず、締めたり緩めたりが出来ません。
なので、ボタンというのは機能的には理にかなっています。
ウエスマンが太い
ベルトの下に隠れる、腰の帯の部分をウエスマンと呼ぶそうなのですが、ウエスマンがやや太めで、4.5センチあります。

3.5~4.0センチが世の中のズボンの平均だと思います。
ウエスマンが太いと、ベルトを通したときに問題があります。
ウエスマンに対しベルトが細すぎると、ウエスマンがベルトからはみ出て見えてしまいます。


ウエスマンとベルトの太さが近い方が良いと思うのですが、そうするとベルトが4.5センチ必要になり、ベルトが太くてアメカジっぽく見えてしまいます。
対策としては、なるべくベルトをウエスマンの中央に位置させて、目立ちにくくにするしかないと思います。でも、勝手に上に上がってきてしまうので、位置を気にしながら生活するのはストレスです。


この写真のように、シャツをたるませてウエスマンに掛かるようにすれば比較的目立たなくはなりますが、私のような神経質な人間は、どうしてもウエスマンのはみ出が気になります。
そう考えると、ベルトレスのサイドアジャスターのタイプの方が良いかもしれません。
持ち出しが長め
ウエスマンの上にあるパーツで、この部分を持ち出しと呼ぶそうですが、なくても機能的には問題ないけれど、比較的長めの持ち出しがあります。


ベルトをしないでサスペンダーで吊るす際、持ち出しがある方が見た目的に格好良いと思いますが、ベルトしかしない場合、むしろ邪魔です。
上で述べたのと同じ仕組みで、太さが足りないベルトだと、裏に持ち出しの生地が見えるので、ごちゃごちゃする気がします。

ノータック
CORDINGSのコーデュロイスラックスについては、ノータックが基本です。
BEAMSさんの別注品は2インタックのものがありますが、あくまで別注の例外です。

好みの問題ですが、太畝のコーデュロイという時点でカントリー感が強く、野暮ったい印象が出るので、ノータックにすることでスポーティーさが少し出て、野暮ったさが軽減されると考えると、ノータックが良い気もします。
私が買ったCORDINGSの方は、色はグレー、かつノータックなので、カントリー感が控え目です。

どちらも良いですね。
ポルトガル製
CORDINGSは英国ブランドですが、現行品の多くは英国製ではなくポルトガルやモロッコ製になっているようです。

自分は、英国製=良い、と信じ込むミーハーなので、既製品スラックスで4万円近くするなら、英国製が良かったな、と正直私は思ってしまいます。
が、作りは十分素晴らしいので文句は言えません。
裾はシングル、ダブル、どちらが良いか
裾の仕上げについては、股下が90センチ以上あるので、よほど足が長い方でなければ、シングルにもダブルにも上げられます。
好みの問題で、どちらが正解などはありませんが、私はシングルにしました。
タックと同じ理由で、太畝のコーデュロイという時点で野暮ったさがあるので、シングルにした方が軽やかさが出て都会的で使いやすいと思ったからです。
それに、腰回りがノータックなので、ノータック×ダブルだと、上は軽い、下は重い、となりバランスが悪いと思ったのもあります。ダブルにするなら、以下のようにタックも入っていた方が良い気がします。

ウエストが大きめ
サイズはウエストサイズのインチ表記で、28.30.32.34.36.38となっていますが、実寸をよく見てみると、インチ数より2.3センチ大きいので注意が必要です。

1インチは2.54センチなので、
28インチ=71.12センチ
30インチ=76.2センチ
32インチ=81.28センチ
となるはずが、
28インチ=74センチ
30インチ=78センチ
32インチ=84センチ
となっています。
実際に私は30インチを履いていますが、78センチくらいはあるので、センチ表記が正しいと思われます。
ポケットが右側のみ
お尻のポケットが、右側のみについています。

左利きの人を無視しているなとも感じますが、右利きなら、実際に使うポケットは右がメインなので、右の1つで十分です。
ポケットが無いのは潔い感じがして私は好きですが、人によってはお尻が生々しく目立つので嫌だという人もいるので、好みが合う場合は嬉しいですね。
最後に:おすすめしたい色
ベージュ、タン、ブラウン、ブラック、グレー、ネイビー、ブルー、モスグリーン、ホワイト。

MASHIMO&COさんで展開されている色すべてが格好良く、全色欲しいくらいですが、私は今の気分的にグレーに最も惹かれてグレーにしました。
ほんのりパープルっぽさもあり、とても上品で、カントリー感が少ない印象です。

ベージュやブラウンなどの、ザ・コーデュロイという色は他ブランドや古着でもありますが、グレーのコーデュロイは珍しく、CORDINGS以外であまりない色というのがポイントです。
ちなみに本国英国のサイトでは、グレーではなくSmokeという名前で展開されています。スモークという名前の方が、魅力が増す気がしませんか。
来シーズンはどんな色が出るのか、楽しみですね。
以上です。
ありがとうございました。
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